2024.7.1週.FX為替市場動向と見通し。来週重要指標は米雇用統計。失業率がポイントになるか。各国中銀発言にも注目。

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ファンダメンタルズ
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ども、OGです(‘ω’)ノ

こちらの記事では、ファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。

それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

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ファンダメンタルズ・市場動向

今週はまた円安が継続した週になりました。対円でほとんど上昇がみられましたね。NZが弱いですが、利下げ下にあるスイスフラン売り、そしてユーロ買いがあるのをみるとリスクオンの流れは継続しているのかなとみています。底堅いドルに対して他通貨が買われない状況は続いており、通貨強弱ほど買われているとされている他の通貨に強さを感じなかったですね。

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米国市場

注目されたPCEデフレーターですが、結果は予想を下振れ。前回数値よりも下がっていることから、予想されたCPIやPPIでみせた数字とも連動しておりインフレの落ち着きをさらに見せた形となりました。利下げへの織り込みは進んでいくとは思いますがあとは時期の問題かと思います。

個人的に注目していた個人支出と賃金は、賃金は微増していましたが支出が少なくなっていました。買い控えとまではいかないと思いますが、少しずつ影響が出ているのかもしれません。

失業保険関連は今週は落ち着いていましたね。ジグザグしながら弱くなっていくとは思うので今後もみていきたいですね。ただ単純な雇用よりもやはり賃金に注目したいですね。パートタイムの掛け持ちが増えているので雇用数というよりもインフレの影響で物価高に耐えきれずダブルワークやトリプルワークが増えて賃金(収入)が上がっているのなら大きな問題になってきそう。あとは平均時給の方の賃金ですね。こちらも上昇傾向にまだありますからね。その辺は抑えておきたい。

今週他に話題となったと言えば、バイデン大統領とトランプ氏の討論会がありました。期待されていた具体的な内容はなく、終始個人間の話となったように思います。そしてそれよりも注目されたのはバイデン大統領の覇気のなさでしたね。年齢と体調を問題視されているバイデン大統領でしたが、討論会終了後の話題はそのバイデン大統領の「元気のなさ」、つまり衰えに集まりました。体調問題を不安視する話は今までも多くありましたが「バイデン大統領では次の大統領選を戦えない」と決定付けた討論会になったのではないでしょうか。

来週は大きなイベントとしては雇用統計があります。どういう推移をしているかに注目しています。特に失業率に関して前回サプライズになったわけですが、今回どういう数値になっているのか。こちらも1回だけの数値では見切れないですからね。データを追っていきたい。ADP、JOLTS求人でもサプライズあれば動くでしょうから雇用統計前にしっかり確認しておきたいですね。

米10年金利ですが、底堅い形をキープして(4.2%を割り切らない)反発上昇した形に。足元の金利は4.5%を目指しているかのような強さですね。ただそれを超えて大きく上昇する材料もないことからサプライズがない限りこの辺りでウロウロしそうとみています。水平線引いていますが、4.5%ぐらいを目途に下値は4.2%となりこのレンジを行ったり来たりしながら少しずつ下降していく目線でいます。

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欧州市場

欧州通貨が買われづらい要因の一つであるフランスの動向ですが、フランスの下院選挙の最新世論調査でマクロン氏の支持率が急低下し、ルペン氏の国民連合が支持率を拡大させていると報道がありました。とにもかくにも下院選挙が実施される6/30、7/7は注意しておきたい。

経済状況においても買われづらい状況の中上記フランスの選挙の行方はかなり大きく影響しそうです。週末での動向となるため結果次第では月曜の動きには注意が必要か。

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日本市場

日銀の姿勢自体は変わらず強気な姿勢です。当ブログでも既報の通りですが、次回の7月会合で長期国債の買入れについて「今後1~2年程度の具体的な減額計画を決定する」とコメント。市場は6月への国債購入の減額をみる期待もありましたがそれはなく、失望感から円安の流れは強まったように思います。

日銀植田総裁は「7月の利上げも同時にあり得る」とコメントしていますが仮になかった場合、さらに円安に傾くのではないでしょうか。逆に本当に利上げをするとなると、国債購入額の減額とダブルでのインパクトを残すこととなり大きな転換を迎えるかもしれません。実際には同時に行われるかと言われれば懐疑的ではありますが。

個人的にはその国債購入額の減額についても気を付けて見ておきたい。。どれぐらい減額するのかに市場は注目しています。仮に減額幅が小さい場合、失望売りになるのではないかとみています。

マイナス金利の撤廃を行っただけで金利の制限を設けている間はやはり円は売られる流れは止められない。しっかり緩和からの脱却を示せなければ今まで以上に円安の流れになりそう。頼みの米金利の利下げが後倒しになっている状況下、緩和政策を継続するのであれば円安の流れはまだまだ続きそうです。

ただ今までの日銀とは違い「これからはいつでも金利を上げる準備がある」と引き締めに対する姿勢を見せており、これまでと違うことを示唆しています。市場ももちろんそのことを分かっており、ここからその期待通り進むのかに注目しています。

現状ではまだ「金融緩和を続けたい」と思っているのはこれまで続けている政策を変えていないことをみればわかりますが、為替はどんどん円安に傾いており、今週161円を突破しました。数年前から考えると過度な為替変動と言えるでしょうが、足元の動きでは過度な為替変動とは言えない状況です。165円も見えているこの流れの中、「為替の上振れを抑えたい、でも緩和を続けたい」という二つの問題を抱えながらどのような動きをみせるのかに注目です。

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来週のドル円

4時間足チャート。

円安の流れに乗って大きく上昇を続けるドル円。今週ついに161円を突破しました。まだまだ上昇するのではないでしょうか。介入期待が持たれますが、過度な動きでもないですしファンダメンタルズに沿っていることから、おそらくこの推移状況で介入はないのではないでしょうか。ここから上は抵抗と呼べる抵抗がないためどこまで上げるのかはわからない状況下にあると思います。

来週のドル円の予想レンジは上限を163で見ており、下限を158で見ています。どちら方向に振れていくのかを見ながらトレードはしていきたい。ただどうしても売りは入れたくない状況ですね。円安ベースのファンダメンタルズには逆らいたくない。下に振れても買いを探すという作業になるのではないでしょうか。

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