2024.12.23週.【FX市場動向】各国金融政策決定会合を通過。年度末へ近付き市場参加者も減少。動意に乏しくなるか。

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今週の市場動向を書いていきたいと思います。

※本投稿は情報提供を目的としており金融取引を推奨する意図はありません。

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント

<今週の通貨強弱>

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投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント

市場動向

2024年度の流れのおさらいと2025年度の展望(ドル・円)

もうすぐ2024年が終わろうとしており、市場参加者はかなり減少してきているように思います。去年とは打って変わって米国市場は強い形で終わろうとしています。まず初めに2024年度の為替動向、主にドル円について少し書いていきたいと思います。

今年はドルと米金利の相関が引き続き続いたように思います。それとは反して株とはあまり相関が取れていたなかったように感じることが多かった印象です。ただ米株高が世界的にリスクオンを表しており円安への影響が大きかったのではないかと考えています。これは2025年度も続いていくと考えておりそういう側面で為替動向を注意して見ておきたい。

年初を思い返せば、2023年年末にてFRBメンバーのコメントを受けて利下げへの期待が高まり、大きくドル安を引き起こしました。その時点での市場の2024年度の利下げは7~8回と言われ米金利低下、ドル売りの流れとなりドル円は152円付近から一時140円付近まで下落しました。

その流れで2024年に入り年初から経済指標が強かったことで市場は一気に利下げ期待を後退させドル高へ移行していきました。逆にインフレ懸念の話題が出たほどでした。それにより米長期金利が上昇しドル高へという流れとなりました。

一方円は円安ベースが継続、2024年度に入っても売られ続けていた形でした。米ドルがインフレ懸念で金利低下していた時もリスクオンの円安が続いておりドル円は下がらず結果162円付近まで上昇。結局日本は為替介入という形でしか円高を促せない状況となり実施。ただそこから日銀の利上げ観測や米国のインフレ懸念、景気後退が不安視され円高ドル安の流れになりました。

7月から続いた日銀のコメントにかなり市場は敏感となり円高継続。それとともに米国景気後退もあわさりかなり強い円高ドル安となっていた形です。8月に入り日銀総裁の利上げへのタカ発言により日米ともに大きな株売り円高ドル安を引き起こしたことで市場に激震が走りました。その中で海外勢の円と株のキャリートレードが話題となったのも記憶に新しい。(そこから米株はすぐに戻しているあたり米経済、米株の強さを感じます。)

9月へ入り米景況感が上向きだということが徐々に示され市場は徐々に利下げ織り込みをはがし始めます。ほんの少し前の8月には利下げを早急にしなければ経済破綻するという話も出ていたとは思えない転換で為替は一気にドル高へ。米ドル高、世界的株高により円安も進んでいった形です。

米金利は9月から上向きへ転換しており、逆イールドも解消しかなり強い経済状況に支えられ弱まることなく強い状況をキープ。FOMCで利下げがあったのにも関わらず米金利は上昇しており、ドル円は一時140円を割り込む弱さを見せるも大きく上昇していきました。

米大統領選挙でトランプ氏が当選、再任することを受け不安要素よりもポジティブな材料として、金利高、株高、エネルギー高、暗号資産高を引き起こしました。一方円は期待された利上げも12月の政策金利決定会合にて据え置きを決定し市場は大きく円安へ傾きました。日銀総裁のかなりハト寄りのコメントもネガティブに捉えられ円安を助長したように思います。

2025年度は1月に正式にトランプ氏が大統領就任となります。トランプ氏は株高を望み金利高を嫌う傾向がありますがそれがどのようになるのか。今の所各国に今よりも重い関税をかけると話していますが金利高を生みそうな政策が並んでおりそれらをどういう舵取りをするのかに注目が集まっています。

為替では2024年度も米金利動向にドル円はかなり影響を受けています。金利とドルの相関はかなり強く米金利上昇はダイレクトにドル高を生み、そうなるとドル円はさらに上昇するものと思われます。

ただ米国は利下げ後退はしていますが流れは利下げをして金利を下げる流れではいます。そして円は利上げサイクルに入っており、2025年度では利上げの思惑が強いことから日米金利差が縮小する見込みではあります。先ほども書いた通り、リスクオンでの円安がドル円の上昇を助長している状況ですがそれも少しずつおさまってくる流れになれば金利差、リスクオンの状況ではなくなれば円高の流れとなり自然にドル円は下がっていくのではないかと見ています。

ただやはりトランプ氏の各国への関税へのリスクは少なくないものと考えており、米国のインフレを助長する可能性があります。そうなると金利高、利上げへ織り込みが強くなりドル高へ流れが出てきそう。あまりにも高い米金利は米国経済の足かせになり得ることではあるので米国企業の競争力という意味では落ちそう。トランプ氏の政策では嫌う流れとなるので関税リスクに関してはやはり注目しておきたいですね。

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント

米国市場

今週通過したFOMCについて書いていきたい。

今回のFOMCは市場の予想通り0.25の利下げを決定しました。FOMCの声明文にも変更がほとんどありませんでした。ただ注目されたFRBメンバーによるドットチャートには変化があり、2025年度の利下げの中央値が2回に修正されました。利下げしたにも関わらず利下げ見通しが後退したことで、金利高ドル高は継続しかなりタカに寄った結果となったように思います。これで市場とFRBの来年度の利下げ見通しは同じとなりここからどう動いていくのかでまた金利や為替に影響しそうです。

ドットチャートをみても3回以上の利下げに賛成したメンバーが少なくなっており、インフレ再燃への警戒がかなり強いことが伺えます。ロンガーランも3%へ引き上げられインフレへの警戒感は強まったように思います。ドットチャートが公表される会合ごとに上昇しているロンガーランをみると明らかのように思います。利下げのゴールがどんどんと浅くなってきており、もちろんどこかでインフレ再燃が強くでれば「利上げ」の選択肢が出てくることになります。そうしないためにも金利を据え置きで長く見ていることと思います。

米国経済は底堅く強い。そしてこの金利高においても成長を続けていることは驚きとも言える状況です。この状況が長く続けば続くほど常態化し慣れを生むのではないかと考えます。利下げサイクル下にあるとは言え高金利維持はそのまま実質金利の上昇と関係してきます。このままで進んでいくのであれば株価に影響しないで金利高のまま進んでいく可能性もあるのではないでしょうか。

FOMCにおけるFRBの経済の見通しではインフレ見通しだけ大きく引き上げられている状況です。少し前に話題になった失業率などは4.3%で推移するとの見通しです。GDPも大きく崩れる見通しではないとしており、それでもFRBのインフレ率の目標は2%と変わらない。現在の金利高ですら2%に届かない見通しでありながら目標は2%としているのには疑問が残りますが、これはFRBがインフレ再燃は避けたいが少し前からコメントの中で強調される雇用面を重視していることが挙げられると思います。金利の引き上げは雇用面に大きく左右するとして、インフレ率に関してはこのまま様子を見るということであるということではないでしょうか。

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日本市場

今週はFOMCと並ぶビッグイベント、日銀による金融政策決定会合が行われました。先に書いたように日銀は金利据え置きを選択した形です。

先月までは利上げ織り込みは上昇し続けていましたが今月に入り利上げスルー(据え置き)の声が上がると徐々に織り込みは剥がれ円動向も下落へ動いていった形です。とはいえ、最後まで金利に関しては不透明感があったことで今回の金利の据え置きに関しては市場の喪失感もあったように感じます。

ドル円に関しては今年も日米の金利差によるものが大きくそこにリスクオンの要素が含まれていたように感じます。円の弱さをみると金利差以上に弱いように感じ世界的なリスクオンの影響があったと考えます。

今回はFOMC直後の会合であったため、FOMCが予想通り利下げするも2025の見通しがタカ寄りであったため金利上昇により円安を促した形となり、日銀の利上げにはその円安を食い止める期待もありましたが、直近の市場の流れ通り「据え置き」を選択した形となりさらなる円安となりました。

日銀植田総裁は利上げを見送った理由として、今後の賃金動向(日銀は賃上げを注視)や次期米政権の政策をめぐる不確実性(トランプ政権のリスク)を挙げ、そうしたことの流れを見極めたいとして、そのためには情報がまだ足りないとしました。また輸入物価やインフレ上昇が緩やかなことも理由に挙げ追加利上げについては据え置きとしたとし、かなりハトな印象を市場に与えたものと思われます。一部では極ハトとも呼ばれていましたが、一気に円安が進みドル円は158円手前まで上昇するなど、160円が見えてくる動きとなりました。

先行きの金融政策運営に関しては経済や物価に関して「オントラック」(想定通り)とし日銀の見通しが実現する確度は高まっているとしながら追加利上げに関しては「もう1ノッチ」(段階)とあらわし利上げを見送ったとしました。

追加利上げに関しては続けて賃金上昇のデータが欲しいということで春闘での検討を示唆しました。

上記のようなコメントや姿勢が「極ハト」と市場からは捉えられて強い円安を引き起こしたものと思われます。今回の日銀の政策決定会合はかなり市場の注目度が高い会合でした。そのため直前まで金利を据え置きにするのではないかと噂されながらも円安になりきらない動きをしていましたが、決着がついたかのような円安での対円の突き上げが見られた形です。

1月にも利上げするのではという報道もありますが、そこでも何もなければ(利上げなしということだけでなく、またハト寄りの発言が続けば)、さらなる円安を助長しそうです。現状市場は春闘での利上げを織り込み始めています。

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欧州市場

BOEは今週の金融政策決定会合にて市場予想通り据え置きを決めました。経済状況において不安視されているものの8月に始めの利下げを行ってからは11月に利下げをして今回はスルーした形になりました。

メンバーも全会一致ではなく割れたため市場ではポンド安で反応。ユーロも連れ安となりました。

英国の経済状況は芳しくなく下向きです。英実質GDPの見通しも下方修正しており利下げをしてもおかしくない状況下ではあります。賃金は上昇しており、消費者物価指数も上昇していることからインフレ懸念で利下げを決定出来なかったのではないでしょうか。

「インフレ圧力を持続させる一段の供給制約とどの程度整合的か、あるいは経済に余剰を生じさせインフレを押し下げる需要の弱まりとどの程度整合的かを評価する」と声明文には記されており、また議事録では「国民保険料の引き上げ、地政学リスク、貿易政策に起因する不確実性」へ言及されていました。

ただ確実に経済は下振れしており、インフレ圧力の懸念材料さえなくなってくれば利下げへの動きも加速するのではないかと見られています。

ファンダメンタルズ目線での市場動向把握はこちらで書いていますが、テクニカル(サイクル理論)考察は別途noteにて記事を載せております(サイクロン同好会)。下記よりリンクがありますので興味のある方はぜひ読んでもらえればと思います(*’ω’*)

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また次回も読んで頂ければ嬉しいです(*’ω’*)

では!!

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