ども、OGです(‘ω’)ノ
こちらの記事ではファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。
それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!
このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。
”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”
※本投稿は情報提供を目的としており金融取引を推奨する意図はありません。
ファンダメンタルズ・市場動向・通貨強弱
通貨強弱
今週は通貨強弱みると、ユーロ高が目立ちますがトレードしている感じでいくとあまりそのような印象はなかったですね。ドルが地味に強かったのもありますし、週後半円高気味に動いたのも通貨強弱をみる上で決定打に欠ける動きだったように思います。
豪ドルは引き続き弱い形が続いています。特にリスクオフの感じもないですが中々上がれないですね。NZドルはそれほど弱くなかったですし、豪ドル単独で弱い印象です。
少しドル安に傾いて行くかどうかというような動きにもみえますが来週はどうなるでしょうか。
そして何よりもここには載っていませんが金価格が高騰を続けている点にも注意しておきたい。金利高にもかかわらず金は継続して上昇を続け最高値を更新している状況です。
サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo
米国市場
来週11/5に米大統領選挙の投開票が始まります。今年最大のイベントとなるでしょう。トランプ氏、ハリス氏の事前調査はほぼイーブンという情報も流れています。市場は現在の不安定な状況から早く決まってほしいという思いがあるのではないでしょうか。
今の所トランプ氏が大統領になることを織り込んで金利高、株高の流れになっていますが、それもほとんど織り込まれ済みとなってきました。世界情勢も不安定な中、依然として金は買われ続けているのをみると早く決着を付けたい市場心理が見えてきます。
為替はドルがかなり強く、先日の雇用統計でサプライズな下振れ(ネガティブサプライズ)だったにも関わらず初動こそドル売りが大きく入ったものの、終わってみれば金利はそれ以前よりも上昇し現在米10年金利は4.4%に迫る勢いです。当然ドルも買われドル高の状況となっています。先週当ブログで「何か材料あれば4.3%も抜いてくる」と書きましたが、特段大きな材料がない状況で抜いてきた形です。
市場で言われているのは「タームプレミアム」の上昇により米30年金利の上昇が起因しているのではないかと見られています。現在米金利は順イールドになっていることから30年→10年→2年というように引っ張られる可能性は大きく今回もその可能性が大きいかと見ています。
米財政自体は圧迫の一途ですが、米国の凄いのはそれ以上に経済が活発であるということです。この経済の好調が全てを支えている。当たり前なことですが、日本や各国をみればそれがいかにすごいことかわかると思います。
さて、大統領選挙ですが、トランプ氏が勝った場合、ハリス氏が勝った場合と様々予想が立てられていますが、上院下院をどちらの党が取るかなどでも大きく変わってくるためあまり予想しても意味がないように思っています。
ただ現在トランプトレードとも揶揄されていますが、現状のドル高金利高株高がどうなるのか、特に株と金利についてはかなり市場でも話題に上っています。現在は株も金利高に押されて上値が重くなっていますが全体的には好調をキープ。
トランプ氏は株高金利安政策を前回大統領だったころからこだわっていますが、実際当選した場合は一時的には買われる流れになるのではないかと個人的には見ています。ただ織り込みが強くすでに織り込み済みなため一時的なものになるかなともみていますが。
あとはトランプ氏と言えば関税リスク。現在言及している関税に関しては振れ幅が大きすぎてちょっと現実的ではないという見方が強い。それを裏付けるように市場はそこまで反応していません。ただ本気でトランプ氏が公言している関税を行うなら大きな混乱が生まれるでしょう。その辺はかなりリスクとなるので要注意かと思います。
個人的には金利動向にはかなり注目しています。為替に強く影響しますからね。現在先ほども書いた通り、米10年金利は4.4%手前です。これから利下げをしていくにも関わらずここから5%へ行くのか?という疑問がやはりあります。実際はどこかで金利安転換になるのではないかと見ていますが、確かに今の現状下げる要因もない。今後の経済指標の鈍化が大きく出てからという形になりそう。
今週の雇用統計はビッグサプライズになったのではないでしょうか。非農業部門雇用者数が+1.2万人(予想+10.0万人・前回+25.4万人)、製造業雇用者数-2.8万人(予想+7.0万人・前回+22.3万人)とかなりの下振れだったため初動は大きくドル売り、金利安に傾きました。ただ失業率や平均時給が横ばいだったため、思ったほどは悪くない形かなとも感じました。つまりパートさんたちが切られた形なのかなと見ています。
続く製造業PMI確報値は上振れ、ISM製造業景況指数は下振れ(雇用悪化)という結果となり、どちらかというとドル売りの流れになるかと思いきや大きく反発してそこから一気に金利が上昇した形でした。ISMの中身をみると支払価格が大きく上振れしていたことにインフレ不安が出たのかとも感じましたがそれにしてもという印象を受けました。確かに雇用統計の結果が出た後に「ハリケーンなどの影響で」ということで市場が落ち着いた感じはありましたが、やはりそれにしても大きく反発したなという印象です。
来週はもう一つビッグイベントがあるのを忘れてはならない。FOMCがあります。大統領選の翌日ということもあり為替市場はかなり動きそう。ちょっと心配(笑)。
今回の雇用統計の結果で市場コンセンサスは0.25の利下げ(以前から織り込まれていますが)を100%織り込んだままFOMCを迎えます。おそらく利下げされるものかと思われますが、利下げを目の前にしても金利は大きく上昇しています。これでスキップなんてあったら・・・と思ってしまいますよね(笑)。
それほどFOMCにてサプライズはないかと思いますが、パウエル議長の会見はしっかり確認しておきたい。今の好調の経済についてや毎回前回の雇用が改訂される雇用に関してなどの話が出るのか。今後の見通しなどの話も聞けるのかどうかに注目しています。
これも何度も書いていますが、米国の利下げに関しては、景気を刺激するためのものではなく、インフレの鈍化に伴う金融政策の正常化を目的に考えられていることもあるということをしっかり頭に入れておきたい。それを織り込みの進捗とを重ねて相場には臨みたいですね。今の相場に固執して予想することは無意味ですが、今の延長線上には何があるのか、どういった形があるのかを想像するのは悪くないことだと思います。少し色合いが変わればそちらへといった臨機応変さが求められるかと思います。
そう考えると現在はやはり不安定な状況。米大統領が決まればそれを織り込みながら進んでいくので少し先の見通しが見やすくなるかと思います。
利下げに関してみても、この一年でどれだけ右往左往しているか(笑)。それを考えれば一年先を予想しても無意味なことが分かるかと思います。
ただ現在値や現在市場がどう考えているかということは把握しておきたい。今年の利下げはまだあと1.0利下げすることを織り込んでいますし、来年度はさらに3回の利下げを織り込んでいます。それがどのように変化していくかを毎回見ていくことが大切かと思います。
先週も書いた通り、今の所浅くて長い利下げを見ていますが、それがどの程度に収まっていくのかという進捗はすり合わせながら見ていきたい所です。自分の予想が合ってるのか間違っているのかよりも、どういう進捗を経済とFRBがしていくのかを自分の考えとすり合わせていくということが相場にいるのには重要かと思っています。
来週注目指標
来週は米大統領選挙、そしてFOMCがあります。大統領選挙は今年一番のイベントとなることは間違いなく、市場全てが注目している大イベントとなります。その日に決まらないかもしれないのがこの大統領選挙ですが、どちらにしても決まった後どう動くのかに注目しながら進捗をみていきたいと思っています。
日本市場
さて日本市場ですが、衆議院総選挙が行われ結果は自公で過半数割れという結果となり自民党の力が弱まっていることを世に知らしめた形となりました。甘いラインとも言われていた「過半数」を割ったという結果はかなりのサプライズだったように思います。
当ブログでは自公連立で過半数割れした場合は株安円高(リスクオフ)を予想していましたが、週明けの動きは完全な円安(株高)となりドル円クロス円は軒並み上昇した形となりました。
そして今週行われた日銀政策決定会合では、植田日銀総裁はタカ派的な姿勢を示し、「金融政策の変更に時間的余裕がある」という表現をしませんでしたね。市場では今後の利上げについて積極的な姿勢と受け取り、次回の12月の会合、もしくは来年1月の会合で追加の利上げが行われるのではないかと見ています。それにより週後半にかけて若干の円高が続いたように思います。
それにしてもドル円は、米金利上昇によってそこまで下がらず153円ほどをウロウロする展開になっています。ただやはり155円をこえて160円になるような円安がまた来るかと言われるとそれはないのではないかなと感じています。もちろん米金利次第の所もあるのでまた160円が来ることも可能性としてはあるとは思いますが、そうなりにくいのではないかなというイメージで今の所います。
来週のドル円
ドル円 4時間足チャート。
現在のドル円は154をトライするも手前で跳ね返されている形です。押しという押しもなく上昇しているのでここで押しを作って再上昇するのかどうかの所。今週の日銀の会合にて日銀総裁がタカに寄ったことで今後の円の動向は今までのような円安一辺倒ではない形にはなるかと思われます。ただそれでも円安ベースは変わらない状況下にあるとみており、底値は硬い状況が続くのではないかと見ています。
先週も書いた通り、155円ほどまでは現在見ている所ですが、それ以上一気に抜いていくのであればそれなりに材料が必要かとも思っています。来週は米大統領選挙もあり、その動向次第では大きく上振れする可能性もあることから注意は必要かと思います。
来週のドル円の予想レンジは149.0~156.0で見ています。かなり高い位置で動いています。テクニカルでみるなら上への余地が小さくなってきていることから下への幅が気になりますね。週明け、今週の日銀の会合をどのように織り込んでいくのかにも注目が集まります。
ファンダメンタルズ目線での市場動向把握はこちらで書いていますが、テクニカル(サイクル理論)考察は別途noteにて記事を載せております(サイクロン同好会)。下記よりリンクがありますので興味のある方はぜひ読んでもらえればと思います(*’ω’*)
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また次回も読んで頂ければ嬉しいです(*’ω’*)
では!!
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