2024.2.5週 FX為替相場の展望と考察。雇用統計予想を大きく上振れ。雇用、賃金の上振れに利下げ開始への期待減速。

はい、どもOGです(‘ω’)ノ

今回は「2024.2.5週 FX為替相場の展望と考察」について書いていきたいと思います ٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

これが負けない秘訣だと思っていますので流れに乗るためにどうするのか、これに絞って取り組んでいきたいと思います(‘ω’)ノ

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今週の振り返りと後追いファンダによる来週展望

通貨強弱

まずは通貨強弱からみていきましょう。

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週を通して米金利が低下をしていたことからドル安、そして金利差で円高へ振れていたように思います。

ユーロは経済が良くなく、先週のファンダメンタルズ要因もありユーロ安に。

とはいえ、今週は豪ドル安が目立った形でした。来週どのような動きになるのか。最近豪ドルの弱さが目立ちますね。

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市場レポート

米国市場動向

<FOMC>

先週もブログでお伝えしていたように、大注目であった今年最初のFOMCが 行われ、FRBは政策金利は据え置きとすることを発表しました。これで5会合にて「据え置き」を発表したわけですが、市場はこちらについては織り込み済み。市場はその内容(中身)に注目していました。

FOMCにおける声明文が発表され、その中で米国内の経済活動について、「経済は堅調なペースで拡大」に変更となっており、米国の経済成長についてFRBも認識を変えているということがわかります。

声明文では一貫として経済リスク、インフレ率、賃金、雇用について書かれていましたが、声明文の変更を確認するにあたって、選択肢が「利上げ」よりも「維持か緩和(利下げ)」であることを示したように思います。

昨年末の声明文においては方向転換が見え始めた内容でしたがまだ依然として金融政策における引き締めについて言及されていたわけですが、今回のFOMCで利上げの可能性が低いことがわかる内容となりました。

FOMCの声明文とパウエルFRB議長の詳しい発言のまとめはこちらから

もちろん依然としてFRBが掲げるインフレ率2%を目標としていることには変わりなく、それが揺るがされるものがある場合は利下げは適切ではないとし、市場へ釘を刺した形となりました。

市場はかなり強く3月利下げへ傾いていたのでそれをけん制する役割も担ったと思います。その後のパウエル議長の発言においても、「3月利下げの可能性が高いとは考えていない」とし、一気に3月利下げの期待は後退したと言えます。

米国の安心感の一つとして経済の強さがあるのは明らかです。大きな利上げにも耐え経済は復調が見えます。雇用、インフレ、物価とFRBが目指す通りに進んでいる状況です。これまでは順調に進んでいると思います。物価の下落と経済の鈍化は通常当たり前ですが、米国の経済の強さはそれを否定しています。かなり強い。欧州と比べるとはっきりとわかります。欧州経済はその通例通りの形で経済鈍化、物価下落をきたしており、利下げのタイミングを計っている両者ですが、内容ははっきりと違うことが言えるでしょう。

市場は金利を上げたままだと経済の重しになることは明白で、経済が復調してきている今、早く利下げをという考えですが、利下げのタイミングを間違えるとFRBが最も懸念しているインフレを再燃させてしまうかもしれないということでFRBは慎重にならざるを得ないわけです。

利下げにGOサインを出すにはそれらの指標結果を見ながら、ということになるわけですね。FRBとしてはもう少し見守りたいということだと思います。先日発表されたISMでは製造業49.1%、サービス業50.6%と50を切る製造業に対し50を上回るサービス業をみると、(まだ上向きということで)強さがわかります。米国経済の多くを占めるサービス業の価格の下落は利下げへの注目ポイントとなると思います。

市場は3月に織り込んでいた利下げ期待を現在は5月に後退させています。先ほども書きましたがパウエル議長の発言が効いているものと思われます。ただまだいつからかは明言されていないので、これからも経済指標によって一喜一憂するものと思われます。

FRBは年内利下げの中央値を3回としていますが、「いつから」というのは市場はかなり意識しているポイントだと思います。市場は「5月から毎回の6回の利下げ」を織り込んでいるわけですが、FRBの3回だとするとかなり据え置きの時間が長いことになります。

少し余談ですが、確かに為替を触っていると、「いつから」がとても気になる重要ポイントとなりそう。なぜならそこから相場の転換が来ることが分かっているからですね。そのポイントでしっかりドル売りに乗っていきたい。ただどれだけ(期間)利下げするのかも重要です。

基本的にはドルは買われるもの。世界の基軸通貨ですからね。それがいつまで利下げによるドル売りの流れなのかも基軸通貨ゆえのポイントと思います。おそらく年内に終わらないと個人的には思っているので、まだドル高の延長にいるこの流れがどれだけ長引くのか、そしてその転換ポイントがそんなに凸凹がない形で来るのか(市場にダメージをなくソフトランディングを行うのか)も気になるポイント。大きな流れに乗っていきたいし乗り遅れたくない。そのために「いつから」と「いつまで」はかなり絞りながら見ていきたいポイントとなります。

先ほども触れましたが、遅い利下げは雇用を悪化させ経済を冷やしすぎるため、せっかくの良い景気が台無しになるリスクも同時に管理しなければならなくなるため、その辺のタイミングはかなり意識されそうです。

そして個人的には先週書いていましたQT(国債などの保有資産を減らす、いわゆる量的引き締め)についてなにも言及されませんでしたね。BSの縮小の減速とそのタイミングについて話されるのではと思っていましたがまだ何も言及はありませんでした。

やはり焦りはないということでしょうか。BSについて3月のFOMCで議論される予定と言及がありましたので、それまでは特にないのかもしれません。この先緩和方向へ向かうのであれば注目ポイントかと思います。

今回のFRBパウエル議長の発言は予想通り、いつものごとくバランスを取る会見となったように感じました。特段新しい内容は無く、ただ3月利下げをやんわり否定したことで市場は織り込みの後退でタカ派と取った内容だったと思います。今後を占うという意味でも3月のFOMCはまた注目を浴びるものとなるでしょう。

<米雇用統計>

2/2米国における雇用統計の発表がありましたが非常に強い結果となりました。

※去年、一昨年も1月度の雇用統計の数字について大きく予想を上振れしており、雇用統計の指標の取り方について疑問視している市場参加者も多そうです。現在は働き方も昔とは変わっており、従来の指標のやり方ではもしかするとマッチしていないのかもしれません。

非農業部門雇用者数 35.3万人 (予想18.7万人)

平均時給 (前年比)  4.5% (予想4.1%)

失業率 3.7% (予想3.8%) 

かなり強い数字が出たことにより、利下げに傾いていた市場にはサプライズ。大きくドル買いに動きました。全く収まらず引けまでドル買いが強かったですね。

市場は雇用も大幅プラス、賃金もプラスとかなり強い結果にインフレ鈍化を期待していた市場にはかなり強いサプライズだったと思います。

ただ米国は消費文化であり、貯金の減少が今回の雇用数の要因かと思われます。今回の雇用者数の中身も多くはパートタイムが占めていました。「雇用者の取り合い」ではなく、お金のための「労働者の働く意思から」であり、少し内容が変わって来ています。市場が危惧するインフレの再来ではないものだと考えられます。数字ほど深刻ではないというのが市場の感想でもあるようです。

賃金(時給)が上昇しているのは強さを表していると思います。次回の雇用統計もこれでかなり注目されるものと思います。また強い数字が出るのかどうか。利下げへの期待の変動に直結するものと思います。ただ従来のように、賃金の上昇による転職は少なくなってきており、転職者の減少がそれを示しているかと思います。

賃金インフレが本物なのかどうか。やはり来月の雇用統計はかなり注目ですね。

<米10年金利>

米10年金利は現在4.0%に乗って引けています。

現在上記チャートでみると4.37%~3.78%をレンジとみており、この中で推移するものとみています。金曜日の雇用統計によって大きく上昇した金利ですが、上値がどれほどあるのか。どちらかというと下押しが強い金利状況ですので、その辺は頭に入れておきたいなと思いますね。

欧州市場動向

2/1、英国でも政策金利発表が行われ、BOEは据え置き(5.25%)と発表しました。BOEも5会合で据え置きを行った形です。

声明文には利上げに関する文言がなくなり、かわりに「現在の政策金利をどれだけの期間維持するか」というものにかわっています。つまりBOEも「据え置きか利下げ」の二択になったことを言及したことになります。

英国はインフレが高止まりしており、下がっていない。各国と比べても高い状況です。インフレを下げたい、ただ経済が悪い。なので簡単に利下げが出来ない状況なわけです。現状はこのまま見ているしかない。

BOEベイリー総裁も「金利を引き下げる状況にない」と言及しており、これからどういう決断に動くのかに注目が集まっています。ただこれまでの発言から「まずはインフレをどうにかする」となるだろうという見方をされています。

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為替動向(ドル円)

米金利の上昇でドル円も上昇。金利が上昇すると金利差で円安にもなることからドル円は上がりやすい状況です。もちろん逆もあり、何の要因もなくても米金利が下がれば円高要因になる状況です。

ドル円のチャート的にもまだ上がありそう。146~148.7のレンジをチャートに引いていますが上抜けしそうですね。

先程の米金利をみてもまだ上はありそう。どれだけあるのかというのも頭に入れつつ、ドル円は上を試す展開になるのではないでしょうか。

日本が緩和政策している間は基本的には円安ベース。ただ金利差で円高に振れることがあります。それが今の相場の動きとなっていると思います。

同じことを書いていますが、金利、ファンダメンタルズをみると、まだまだ方向転換するまでは基本的には落ちたら拾えのチャートです。米金利が下がった時だけ気を付けたい。それも変わらずの見方です。

今の所150に行くのかどうかは市場心理もあると思うのでわかりませんが、その可能性は週末の上昇で強くなったと感じます。150を超えると市場はおそらく目線を上に切り替え152を目指すものと思います。

来週の各ペアサイクル考察

サイクル考察はこちら OG@ドル円は友達|note に書いています。よかったらどうぞ。

また次回もよろしくお願いします(*’ω’*)

では!(‘ω’)ノ

OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。