ども、OGです(‘ω’)ノ
現在の市場動向をまとめていきたいと思います。出来るだけFXに関係するものを主にピックアップして書いていきたいと考えていますので参考までに読んで頂ければと思います。
※本投稿は情報提供を目的としており金融取引を推奨する意図はありません。
今週の通貨強弱。
通貨で言えばドル安円安が目立つ状態が続いています。上記ではあまり円が売られていないようにも見えますが、為替でみると円は決して強くない状況です。
他通貨も決して買われる理由は今はない状況ですが、それでもドルや円よりは強い状況にある印象ですね。ドルストレートも中々下げないですし、ドル円、クロス円も下げない印象があります。
ゴールドが売られおり、ドルよりも弱いのを見ると、リスクオンの様相が強い市場なのかなという印象です。
これまでトランプ大統領がしきりに利下げについて発言し、パウエル議長解任についても何度も言及する中、市場の中では利下げ期待が膨らむ一方、米経済指標は鈍化を続けるも中々決定めいた結果は得られず、利下げ据え置きが続いています。今回の7月FOMCの利下げはほぼないと予想されていますし、9月利下げ織り込みも一時期に比べれば後退しています。
そしてまた、まだ本格的な関税の影響が出ていないとされていますが、関税を発動させておおよそ3ヶ月経ったものの、米国のインフレは進展していません。むしろ経済と同じく徐々に鈍化傾向にあります。これはトランプ大統領の思惑通りに進んでおり、「関税を上げても米国へインフレの影響はない」ということを表してしまっているように思います。
ただそれも限定的ではないかという見方も出ています。市場ではそれを懸念材料として見る投資家も多く、現状のインフレ抑制は限定的でここから少しずつ関税の影響がコストプッシュとしてインフレに出てくるのではないかという見方もあります。
日本で言えば現状は日本企業(自動車メーカー)が関税分を被って(値下げして)輸出している状況で、本国(米国)では逆に価格が下がって輸入されている状況です。円安局面だからと言ってこの状況下のまま行くとは考えにくいことから(徐々に価格転嫁していく)、これからの米国の消費の動向には注目が集まります。仮に日本側がそのまま価格を転嫁しないでいくのなら消耗戦になるので米国外の貿易先の模索というのも案として出てくるのではないでしょうか。
さらに米国は移民政策もやっており、雇用の問題、インフレの問題などはこれから一気にやってくる可能性もあります。まずはこの8月、9月の雇用統計で雇用への悪影響が出始めるのではないかと推測されているのでその結果をみたいですね。
月曜日は特に予定されていませんが、火曜日から怒涛の指標続きです。雇用関連ではJOLTS求人、ADP雇用、そして最大注目の雇用統計が予定されており、インフレ指標ではISM製造業、PCEなども今週予定されています。FRBも雇用とインフレに関してはかなり注目していることから市場は動きそう。
そしてもう一つ、世界において注目度の高い米国のFOMCが予定されています。市場予想では金利は据え置きの予想です。おそらくこの関税で市場が右往左往している中、サプライズはないとは思われますが、そのあとのパウエル議長の発言には気を付けたい。いつもの「様子見」がどのように変化しているのかが注目のポイントになるでしょう。関税がなければ利下げしていたという発言もこれまで聞かれていたのでこれまでの経済状況をみてどのように発言するのか見ておきたい。
第2四半期GDP(速報値)にも注目。前回第一四半期から大きく伸びるとみられており、その結果がどのようになるのか。米経済の堅調さを表す数字となりそうですが、結果次第では動きそう。
先月の雇用統計も大きく動いたことから、少し雇用統計について触れておこうと思います。
先月は米非農業部門雇用者数が予想に反して大きく上昇しました。中身を見ると公的な雇用が多かったこともあり、関税の影響も響いてくるだろう今回そして次回ぐらいから雇用結果が鈍化していくのではないかと見られています。
今回の予想は+11万人ほどという予想、失業率も4.2%という事前の予想です。トランプ政権になり、移民の締め付けはかなり厳しく規制されており、それらが今後どのように影響を及ぼすのかにも注目が集まっているようにも思います。
雇用も失業率も徐々に鈍化傾向にはあるものの堅調な経済状況下で中々大きく下げてはいかず、利下げが遠のいているようにも見えます。予想よりも強い結果となればインフレ圧力が意識され利下げは後退するでしょうし、弱い結果となれば利下げ期待が高まり一気に金利が下げる可能性もあります。どちらかというと、市場もうFRBも利下げサイクルへの意識が強い中、耐えている経済という図式であるので、弱い結果が出ると景気後退懸念が大きくなり、株安へ傾き金利も大きく下げそう。
S&P500日足。
先週も株は買われた形で推移しています。米国が始めた関税問題のリスクが徐々に剥がれているのと、さらに良好な企業決算や経済指標に市場は好感を持っているのではないでしょうか。また、市場はこれまでの関税を巡る経緯をみて、「関税で経済は悪くならない」という気運が高まっているのではないでしょうか。現にS&P500やナスダックなどが史上最高値を更新している状況です。
米国債10年金利。日足。
若干高止まりしていますがお馴染みのレンジへ戻ってきたという印象です。中々下がらないですね。また、トレンドが見づらくどちらに振れるのかわからない状況です。
ただこれからおそらく利下げへ動くことは間違いないでしょうから、下への圧力は強くなってきそう。経済が堅調なのでそこまで下がって行かないのが現状ですが、秋口から徐々に関税の影響などが出始めれば一気に金利は下がる可能性もあるので注意したい。
自民党が今回の参院選で大敗を喫し、自公連立での過半数を取れなかったことで日本国内も慌ただしい中、日米関税交渉が突如として合意するなど大きな週となったように思います。石破総理は辞任を要求されたと報道がありましたがどうなるのか。まだ報道ベースであるので実際に辞任となるのかどうか。後任は高市氏か小泉氏かとも言われているが今後は外国、特に米国との協議もまだ残しており、難しい判断になりそう。
来週の注目イベントとしては、日銀金融政策決定会合があります。金利については据え置きが予想されており、さすがにこの中でサプライズはないだろうというのがコンセンサス。それよりも注目は年内利上げ説がまた浮上してきていることではないでしょうか。
日銀の展望レポートにおける経済・物価⾒通しや、会合後の植田日銀総裁の記者会⾒に注目が集まります。この所ハトよりのコメントをしていた植田総裁の姿勢に違いが生まれるのかどうか。前回の展望レポートでの関税想定を踏まえると、今回の日米関税合意は少しポジティブな内容ともみえるのでその辺の説明や言及があれば市場は反応しそう。
参院選を待って、当初予定していた8月1日を待たずして、トランプ大統領は日本への関税を決定したと言及し、7月初めに25%だと示されていた関税ですが、結果的に15%で合意したということで、日本企業、特に日本車企業の株価は好感を受け上昇しています。今市場で言われているTACOとなったわけですが、それでも今までの税率を大きく上回っているため、この影響がどのように波及するのかには注意したい。
さらにそれ以外にも日本は米国の条件を大きく条件を飲んでいます。5500億ドル(80兆円ほど)の米国への投資、航空機100機購入、ミニマムアクセス枠であるコメの輸入を77万トンに広げることなどが盛り込まれているとされています。
ただ合意文書などはなく、さらに日米間で食い違いもあることからこれから精査されていくことだろうと思います。また、鉄鋼・アルミニウム製品への50%の追加関税は今回の合意に含まれず、引き続き協議継続が必要なことや、ベッセント財務長官が日本を四半期ごとにチェックし遵守していなければ関税率を25%へいつでも上げられるなど偏った合意となったものと思われます。
関税発動期限はまだ出ておらずおそらく8月1日からだと思われますが、そちらについても続報を待つ形です。
日本国債10年金利。日足。
高値圏を僅かですが抜いた形です。利上げ期待が出ているのか1.6%をタッチしてきました。ただ株価は強く円安の流れが止まらない状況です。少しチグハグ感がありそう。
日経平均株価 日足。
日経平均はさらに高値を更新し42000円へ。もう少しで去年付けた高値を越えそうです。日米関税交渉が合意に達し、25%と言われていた関税が15%へ引き下げられたことによる好感を受け自動車関連株中心に上昇し株価を大きく上げています。新しい悪い材料が出なければ来週にでも去年の高値を更新しそう。
ECB金融政策決定会合が行われ、市場予想通り据え置きとなりました。8回連続利下げを敢行したECBでしたが中立金利付近まで一気に利下げしたこと、そしてユーロ圏の財政拡大を受けてラガルド総裁も話すように一旦様子見の姿勢となったように思います。
ECBの今回の決定会合、そしてその後の会見などをみると、関税問題などもあり先行きは不透明だとしながらも景気に関しては楽観視しているようにみえました。これを受けて年内利下げを9割ほど織り込んでいた予想も現在6割ほどに後退しています。あと一度するかしないかという状況下にあるとすればどちらにせよユーロは底堅く推移しそう。
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