2024.9.2週.【FX市場動向】円高ドル安一服し日経も米株も暴落から回復。9月米雇用統計が次のターゲットに。

ども、OGです(‘ω’)ノ

こちらの記事ではファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。

それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

敗者のゲーム

ファンダメンタルズ・市場動向・通貨強弱

先週のブログで書いた通り、ドル安は一服し今週のドルは買われた形になりました。ただ今までのようなドル買いにそれほど力はなく、それまでのドル売り円買い(ユーロ買いも)を巻き戻した形となり、それ以外各通貨動意はあまりなかったように思います。

サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo

敗者のゲーム

米国市場

去年の今頃はジャクソンホールでrスターなる言葉が出てきて注目され、今年はサームルームなる言葉が注目されています。その言葉通り、今年は労働市場に対する注目度が高く、来週の雇用統計には市場がかなり注目しているものを感じます。前回の失業率4.4%はかなりのネガティブサプライズとなり一気に利下げへの力が働き、市場は0.50の利下げを織り込みに走りました。今回の雇用統計、特に失業率には注意が必要となると思います。

市場はいつも何かを織り込みに走りそしてその反動を繰り返しながら進んでいくように思います。現在は利下げ0.25をほぼ織り込んでおり、今回の雇用統計次第では0.50へという動きになりそうです。

思い返せば去年の年末はパウエル議長のハト派なコメントで一気に市場は弱気になり、次年度であった2024年度の利下げを7回も8回も織り込むような形となり一気にドル安を誘いました。

結局はそこから修正(指標の好結果による金利の巻き戻し)され、一気に今度は年内利下げ1回(FOMCドットチャート中央値)という極端な流れとなりドル高に流れ、また今は利下げへ待ったなしとなり現在市場は年内に1%もの利下げを織り込んでいる状況です。

市場は極端に動くも、一度動いた方向へ長期的に見れば動くようにも見えます。今回の雇用統計の結果次第では確かにFEDも0.50へ動く可能性もあります。パウエル議長も「なんでもやる」と言葉を残しており今度は市場が揺さぶられる形となっています。(ただしパウエル議長は上記で書いたような極端な連続利下げには否定的なコメントを残しています)。

来週の指標はそういう意味では非常に注目度の高い指標が並んでいます。雇用統計までにも雇用関連の指標、JOLTS求人やADP雇用がありますし、また経済指標関連でもISM製造業/非製造業の発表もあります。製造業は前回も50を割っていますし前回を上振れする予測ですが今回はどうなるか。非製造業も50を割るなどすれば大きく景気後退を示唆する流れになりそう。他にもPMIも発表があり、いつもの失業保険関連の指標もあります。雇用統計前に右往左往するのではないでしょうか。

とはいえ、米国の今回9月のFOMCでの利下げはほぼ確実となっており、ここから利下げサイクルが始まるのは間違いない。現在その利下げ織り込みも年内1%とも言われており、今回0.50利下げが行われなくても市場の織り込みに変動があるのかも注意したい所です。

主要国では米国の利下げが一番最後になっており、FEDの慎重な姿勢から個人的には0.25の利下げでスタートするのではないかと見ていますが、過去には大きく引き上げた金利は経済状況によれば大きくそして長く引き下げ、引き上げた分(FF金利)の全戻しをしている過去があります。今回はどの政策になるのか注目していますが、現在の所それほど米経済が悪くない指標結果のため今週からの経済指標がそれほど後退していなければ0.25からの利下げになるのかなと思っています。

いずれにせよ、現在のFF金利は高過ぎることは明らかであり、着地点はどこなのかが今後の焦点になってくるものと思われます。ただ金利の引き下げには余白があり過ぎることがまた市場を混乱させる原因にもなるだろうと懸念しています。一気に引き上げたFF金利が実質金利との乖離をどれ程埋めていくのか。FEDが中立金利についてもどれ程を見ているのか(6月FOMCでは中立金利を3%ほどでみていた)。それらにより実際どこまで金利を下げていくのか(中立金利の変動)は今後の市場動向(経済指標結果)次第となるでしょう。

どちらにしてもジャクソンホールでパウエル議長がしっかりと「インフレは問題ない」「労働市場の冷え込み確認」とコメントしており、「利下げの次期とペースはデータ次第」と利下げ開始については明言していることから、先程も書いた通り「下げ余地が大きくなりそう」な着地地点をこれから市場は探すことになるものと思われます。

敗者のゲーム

日本市場

8/5に暴落をし31000円をつけた日経も8月を終わってみれば38000円台に回復しています。年内に全戻しするかは定かではないですが、一気に戻しを作って円キャリーへの不安を今の所払拭した形です。

日銀植田総裁のコメントを追うとやはり利上げサイクルに入っているようにも感じます。データ次第ということはあるでしょうけど指標結果が良ければ利上げする準備があるということとも言えます。株価の暴落さえ抑えられればこれからも利上げへ積極的なことが伺えます。

米国の大統領選もこれから過熱していくかと思われますが、日本も岸田総理が次期自民党総裁選への出馬を辞退することとなり次の自民党総裁、つまり時期総理大臣への候補者選びに熱を帯びる形となっています。

現在の所候補者が多いことからこれから推薦人を集められるかがまず分かれ道になりそうですが、どれだけの候補が残るのか、誰が残るのかを見守っていきたい。

日銀の利上げに関してはおそらくこれらの後となるのではないかとみています。自民党総裁選、そして米国の大統領選が終わりそのあと利上げへという流れになるのではないかとみています。

先週も書いたことですが、やはり金融正常化へ向けて進めている形を取っているので、緩和継続としても利上げしていくという方向へ向かっているということは頭に入れておきたいですね。

敗者のゲーム

来週のドル円

ドル円 日足チャート。

7月初めから一気に下げたドル円も8/5に最後の一押しがあり、そこで下げ止まってからは底堅く推移しているように思います。ただやはり上値も重い。中々上がれない形ですもんね。まずは直近高値をぬけるのかどうかになりそう。

現在ドル円の動きは米金利と同じような形で推移していることから、円高をかなり意識されている市場ですが、結局はドルで動いていること、米金利の動向が大きく影響していると言えます。為替はそれだけではないにしてもそれが大きく作用していることも事実かと思います。

ここから大きく米金利が下がるには来週の雇用統計の数字が材料(悪化の指標結果の場合)にはなるとは思いますが、ここから3%を下抜けるかと言われるとそれは行き過ぎな感じがします。

先週も既述した通り、個人的な見解を言うと、ここからの金利低下はFF金利との乖離が大きくなりすぎるのと、現在米金利は短期金利、長期金利がフラットになりつつあります。順イールドへ向かっているわけですが、これ以上のFF金利との乖離はあまり考えられない。つまり調整時間帯になるのではないかとみており、急激なこれ以上の下げはあまり考えにくい。金利差だけで為替が決まることはないですが、米金利のこれ以上の下げは材料不足な気がしています。やはり経済が徐々に後退しているのと同じく、徐々に切り下げていくものとみています。

今週の目線としては徐々に回復しているドルの巻き戻しが少しまだ続くのではないかとみています。あまりにもドル安が強かったですからね。あとは先週円安に振れていた流れも継続するとみていることからドル円は上方向への動きが強いのではないかとみています。ただ日銀の利上げについて市場も警戒していることから上値は重くそれほど一気にあがれない形になるのではないでしょうか。

来週のドル円の予想レンジは143.0~149.5で見ています。ボラティリティは徐々に落ち着いてきており、平常運転になってきています。ただ来週はFEDが注目している雇用関連の指標も多くドル円は大きく動きそう。極端な数字が出る場合は注意が必要かと思われます。

敗者のゲーム

無料メルマガ・note・おすすめ証券会社

<無料メルマガプレゼント>

FXを始めてみるも何から勉強して良いのかわからないそんなアナタへ。

無料でもらえるメルマガ登録があります。これをみれば相場の事を一気に知ることが出来ます。本もどれを買っていいかわからないと悩まれている方はまずはこちらを読んでみてください(*’ω’*)

↓↓↓ 無料メルマガリンクはこちら ↓↓↓

【無料】現役プロトレーダーが総合監修したFX投資E-BOOK図解オールカラー128P 

サイクロン同好会

noteにてサイクロン同好会を始めました(*’ω’*)

サイクル理論でみた相場考察を毎週書いています。興味のある方はぜひ(‘ω’)ノ

OG note.|OG@ドル円は友達

GMOクリック証券

おすすめ国内証券会社。銘柄も多く、スプレッドも狭い。安心して使えるFX取引所はこちら(‘ω’)ノ

≪GMOクリック証券≫【FXネオ】人気のiPhoneアプリ!豊富なマーケット情報、最短タップで注文可能!

暗号資産はこちら→ GMOインターネットグループの【GMOコイン】

また次回も読んで頂ければ嬉しいです(*’ω’*)

では!!

OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。