Categories: FXチャート考察

2024.8.12週.【FX市場動向】市場大荒れで株安金利安に。リスクオフの巻き戻しに期待したいが材料は少な目。

ども、OGです(‘ω’)ノ

こちらの記事ではファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。

それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

結果を勝ち取る! 実戦のFXテクニカル 

ファンダメンタルズ・市場動向

先週から今週明けた月曜まで続いたリスクオフの流れも火曜からは次第に解けて、市場は落ち着きを取り戻し始めました。円買いに傾いていた流れも弱まり徐々に豪ドルやNZドルが買われ始めリスクオンへ少し向いたように思います。ただポンドは弱いままで、先週に引き続き今週も売られていた形です。

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米国市場

週明け5日の月曜日に大きく市場が動きました。先週から急落の波は出ていましたが月曜日に一気に下押しした形です。

米株と米金利に関しては先週からの流れ(リンクで先週の記事が読めます)のリスクオフがそのまま継続した形となりましたがそれでも大きな下げ相場となりました。VIXも一時的に60を超えて大きくリスクオフの形を取ったことが分かります。

米短期金利は3.6%へ、それを受けて米長期金利も大きく下がり3.6%台へ。一時逆イールド解消という状況にまでなりました。株の方はS&P500は5100ドル、ダウ平均は38400ドルと軒並み大きな下げを見せた形です。

10年金利は反発していますが、とりあえず4%を超えられるかどうかという所に注目して見ています。大きな下落と経済状況からみて4.0%~4.2%を上限に進んでいきそう。

火曜日からは落ち着いてどれも戻した形となり、リスクオフだった市場も安定した流れとなりました。

発端は日銀の発表した利上げだと報道もありますが、誰もが利上げしないと思っていた状況下での利上げだったことで、海外投資家たちの円キャリーの解消が大きな原因だとも報道されています。その規模はわかりませんが、ここにきて「円」の重要度が浮き彫りになった形です。

先週までの米経済状況をおさらいすると、インフレ鈍化、雇用鈍化が大きく取り立たされ、FEDの利下げ待ったなし、どころか利下げの織り込みが強くなりすぎていて、まだ利下げを一度もしていないのにも関わらず年内利下げ1%の声も聞こえてくる程強く利下げを織り込んでいました。

それにより金利の低下を受けドル安を招いていたわけですが、月曜日のISM非製造業の数値が50を超えて大きく上振れしたことによりドル高へ振れ、そして週後半に発表された新規失業保険申請件数の減少を受けて、織り込まれすぎていた利下げへの熱も冷ますことが出来たのだと思います。(一時は9月利下げ0.50を9割以上織り込んでいましたからね)。

ただ米経済をみると本当にそこまで悲観的なのか。最近の経済指標をみると確かに以前の勢いはないように見えますが、未だ堅調と言えるのではないでしょうか。

先週末の雇用統計の数字が大きく下振れし、特に失業率が上昇(4.3%)したため不安を煽った形となり、サーム・ルームなどの言葉が出始めましたが(サーム・ルームについては先週記事で説明しています)、FEDが示していた利下げへの道を進んでいることを示しているだけではないでしょうか。対策として、まだこれから金利は下げられる、そして緩和に移行できる(QT停止、またQE開始など)ということを考えるとまだまだ余地があるという風に考えられます。

新規失業保険申請件数や、失業率、小売り売上高、ISM非製造業(=、雇用、売上、サービス)などをみてもまだまだ不況を煽るような数値ではない、つまり「景気後退」のポイントとしてはまだ余地があるものと考えます。

来週の米指標はPPI卸売物価指数、CPI消費者物価指数、小売売上高の発表などがあります。どれも重要な指標になっており、インフレと米経済の堅調さを確かめる指標になりそうです。そこまで大きく振れるとは思いませんが、あまりに弱い指標ですと、ドル安金利安を引き起こすかもしれないので注目したい。

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欧州市場

来週は英国指標が多いですね。失業率、CPI消費者物価指数、小売売上高、GDPなど指標が目白押しです。ポンド安が続いているのでここで上振れするような指標結果になるのかどうか。

欧州はGDPの発表が予定されています。

わが投資術 市場は誰に微笑むか

日本市場

先週の利上げの発言から一気にリスクオフへ市場は傾き全部売りの状況に。そこからまた今週の週明け大きく日経は下げ、円買いは強くなった形です。

7/11に高値42000円を付けたのを見れば31000円まで下げた状況は普通ではないことがわかります。株式市場は大荒れの展開となりました。この日はサーキットブレーカーが二度も発動するぐらいの勢いでしたね。

日銀植田総裁が強気で答えた「利上げ」について「利上げサイクルに入った」ものとして市場では捉えられ大きなサプライズを生んだように思います。米国と同じくこちらもまた市場が、「強く、そして急に」織り込み始めたものと思います。

「利上げサイクルに入った」とも取れるコメントに対し、今後の金利差の縮小を予見した投資家が一気に円売りをやめたのではないかとも言われていますが、実際の金利差も縮小し一気に円買いが起こったとも言えます。

5日には日銀金融政策決定会合議事要旨(6/13−14開催分)が発表され、そちらについても「データを注視し遅きに失することなく、適時に金利引き上げる必要」という言葉が使われており、敏感に反応したのではないかと思います。

この結果を受け、日銀内田副総裁は元々予定されていた定例会見にて、「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」とコメントし、一気に巻き戻しが起こった流れです。まだ下がるかまだ下がるかといった状況でしたので、この発言で一気に円安へ振れ、141円台へ突入していたドル円も反発し上昇しました。

内田副総裁のコメントは7日でしたからね。実際ドル円や株が反応したのもこの米指標のISM非製造業が上振れしたことで反発しました。金利差が縮まらずにこれ以上の円高ドル安を生まなかったというのも大きかったように思います。5日のISMが下振れしていたらもっと大きな下落を生んでいたように思います。

日経やドル円も月曜日に付けた底値が一旦の目安になりそう。今後のファンダメンタルズ、特に日銀の利上げに関しては十分注意したいイベントになると思います。

どちらにしても日本は利上げへ舵を切ったことは間違いなく、ここからは日経を始めとする株の上値は重くなりそう。ドル円に関しても円高に振れていく形を取っていくことになると思うので今までのような「円売っとけ」というボーナス相場は終わりこちらも上値は重い展開になりそうです。

経済指標ではGDPの発表があります。先日実質賃金の上昇が発表になっていましたが、今回のGDPの値がどちらに振れるのかでインフレだけが強いのかそれともどちらもしっかり上昇しているのかを確認出来るかと思います。今後の利上げに対しての指針の一つになると思いますので注意しておきたいです。

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来週のドル円

週明けさらに落ちたドル円。まず初めに想定していた145.0を一気に抜いてくる大きな下げでしたね。傾いた場合の想定140.0は抜きませんでしたが140.0までは真空地帯なのでそこまで落ちてもおかしくなかった相場状況だったと思います。

日足チャート。

今週の下落で一旦の底値は付けたと思っています。どこまで戻していくかがポイントになりそう。上記ファンダメンタルズに沿って考えると底値を固めることも考えられます。

来週のドル円の予想レンジは150.0~144.0で見ています。かなりボラタイルな相場が続いていますが、ここからは少しレンジな形で推移していくのではないかと見ています。底固めをして一度戻りを試すのかなという形で今は見ていますが、また一度141円へ向かってもおかしくない相場状況です。今の目線での予想レンジを書いていますが、ここから大きく下げるとなると完全にトレンド転換を示唆することになるので、実際どういう推移をするのかは注意深く見ていきたい。

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また次回も読んで頂ければ嬉しいです(*’ω’*)

では!!

OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。