ども、OGです(‘ω’)ノ
こちらの記事では、ファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。
それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!
このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。
”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”
今週はまた円安が継続した週になりました。対円でほとんど上昇がみられましたね。オセアニア通貨が買われているのを見るとリスクオンの流れが出ているようですね。
通貨強弱でみればドルは強くなかったように見えますが、ドルストレート(為替)をみるとドルは強かった(底堅かった)ように思います。逆に欧州通貨は弱かったように感じましたね。フランも極端なフラン安は起こりませんでしたが通貨強弱見るよりもそこまで強さは感じませんでしたし上値が重い感じがしましたね。
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今週は大きな経済指標はありませんでした。注目された小売り関連の指標は弱く、失業保険関連指標も弱く出ました。大きくドル売りに傾くかと思いましたが欧州通貨の弱さ、円安に支えられ極端なドル売りにはならなかったように思います。週末のPMIでは数値が強く出て金利が反応しドル買いに。為替は大きく反応しましたね。
可能性としてほとんどないと言われていますが、市場では7月FOMCでの利下げへの期待もあります。パウエルFRB議長は7/9に上院委員会での証言予定であり(またもやCPI前)、そこでどんなコメントを残すかに注目が集まります。BOEはまだ利下げに踏み切れませんでしたがECBが利下げをし利下げ開始のムードにはなっていると思います。FEDはどのような感じで今の市場を見ているのか、しっかり聞いておきたい。
パウエル議長が3月に語った「でこぼこ道」が現状どの程度のものなのかという所に依然として注目しているわけですが、順調さを強調した前回会合でのコメントからどのような変化があるのか。そのままのトーンで行くのかどうかに注目しています。ただやはり既定路線は利下げへ向かっていることは言及しているのでそこに向けてどの程度時間が掛かるかということだとは思います。
当ブログでは何度も書いておりますがインフレに関しても「下がり切るか」は焦点ではないように思っています。それは利下げに関しても同じことが言えるかと思います。いつ始まるかは焦点ではなく、どれぐらいの深さや時間が掛かるかがポイントなように思いますね。FRBメンバーのなかにも年内利下げなしとコメントするメンバーもいる中、そもそも年内に利下げが始まるかどうかは焦点ではないような気がします。
米10年金利ですが、足元の金利は底堅い形をキープしています。上がるにしても下がるにしても材料待ちという感じに見えますね。現在しっかり抵抗ある所で止まっているように見えます。現状は先週と同じく4.3%を上限に見ていますね。高金利維持にFEDは賛成意見が見られますが、それでも今はこれ以上の金利高となる材料がない状況です。インフレが下がってくればまだ一段下は見えてきますし、短期金利もまた5%をいきなり超えてくるようなものも見えないですからね。やはり現状金利も上値が重い展開になるのではないでしょうか。
来週は注目のPCEデフレーターが予定されています。予想は前回値よりも少し下の数値が出る予想ですがどうなっているのか。来月パウエル議長の議会でのコメントにも関わりそうなので注目ですね。
先週も取り上げたフランスのEU離脱の話題についてですが、現状ではまだ新しい材料は出ていません。下院選挙が実施される6/30、7/7は注意しておきたい。
そして英市場にも不安要素が報道されています。英国史上初めて現職の英スナク首相が選挙で落選する可能性があるとのことです。この政治的不安が確実となるならポンドにも大きな影響を与えそう。
英経済指標に関して言えば注目されたBOEの政策金利発表。結果は予想通り据え置きの発表となり、市場はスルー。他にもCPIやPMIの発表もありましたがこちらもほぼほぼ予想通り。小売り関連の指標は思いのほか強い数値となりサプライズとなりましたがこちらも為替市場にはほとんど影響ありませんでしたね。
経済が弱く難しい状況が続く中、市場の期待がそれほどないことを意味しているのか、強い指標が出てもインフレが続くことを懸念して買われない状況になっているのかと思います。ユーロ圏も利下げしたものの、次回利下げに関しては慎重な構えをみせています。ただ利下げスタートしたということで各国利下げへの道筋は変わらないものと思います。
最近の報道を見ると日銀はタカ寄りのコメントが多くみられるようになりました。ただ市場はそれに反応しない。やはり現状は実質緩和政策の継続中だからでしょう。タカ発言で市場をけん制したくても利上げ出来ない現状、ファンダメンタルズ的には円安の材料と見られています。
ただ確かに最近の日銀植田総裁のコメントを見るに、利上げに関しては積極的な姿勢を見せています。7月を見ているようなコメントを残していますが実際それが「いつ」なのかはまだ分かりません。市場では年内2回とも言われている利上げに関しては「まだ分からない」のが現状です。経済指標も良くなく物価高によるインフレにはなっているものの賃上げを伴うインフレにも振れていない。その中で利上げが出来るのかどうか。
米金利が下がらない現状、ドルと円の金利差は埋まらず、ドル円の上昇は止められない。ここからさらに物価上昇は考えられ、それに伴うインフレが付いて回るものと思います。その中で金利を上げることが出来るのかどうか。それまでに賃上げが出来るのかどうか。
先週当ブログでも書いていた通り、やはりかなり良いデータが揃わないと難しいのではないでしょうか。
あと、神田財務官の人事が注目に上がっています。通常任期より長い期間任期を務めているため交代が噂されています。そうなると円の動向にも影響しそうです。
4時間足チャート。
米金利が下がってもドル円は下がらない。米金利が上昇すると大きく上げるのをみると、ドルと円の金利差というよりも米金利の動き次第になっています。日金利も上昇してはいますが、緩和政策が軸になっていることにより円は買われない現状を表しているのではないでしょうか。実際足元の日金利上昇ぐらいでは円は買われていないことをみると、現状の金利差では円高を助長しないことがわかります。
158を抜けると抵抗ラインがないことから今週に入りスルスルと上昇。現在160手前です。さすがに160は抵抗があるとは思いますが足元ファンダメンタルズ的には円高になる材料がない。日銀植田総裁の言う「利上げ」も早くて7月ですからね。個人的には「まだ」とは思っていますが、仮に利上げしてもどれ程の効果があるのか疑問です。
来週のドル円の予想レンジは157~162で見ています。160手前ですからね。直近最高値ではさすがに抵抗があると思いますが円が買われる材料がなく、節目での反発以外に抵抗がないように思います。158から上に抵抗がない状況のドル円ですが、160で反発を受けて少し抵抗ライン(箇所)を作るかなと見ています。底堅い動きは続くと見ていることからキリ番での反発がどの程度なのかだけ気にしておきたい。
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