ども、OGです(‘ω’)ノ
こちらの記事では、ファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。
それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!
このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。
”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”
今週は先週に引き続いて強かったフランと円高となりリスクオフの流れになっていましたね。オセアニアが売られていたので顕著に出ていたように思います。
ドル自体は売られる流れになっていたものの週末の指標で買われています。その流れが続くのかどうか。ユーロとポンドの欧州勢はECBが利下げしたものの売られなかったというのが大きいかと思います。
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今週はとにもかくにも最後に雇用統計で大きく振れた週となりました。
雇用関連で言えばADP雇用、JOLTS求人と下振れ、前回値よりもしっかり落ち着いた結果となりました。そしてISM製造業は前回値を上振れする予想に反して結果は下振れし、ISM非製造業が上振れしたもののPMIも横ばいの中、市場は利下げへ期待を強めた形となりました。
雇用統計で大きく雇用数が上振れした結果により米金利は急上昇しドル高へ。予想値が18.5万人→結果27.2万人の指標結果は市場にインパクトを与えるには充分だっただろうと思います。
中身を見ても平均時給は上昇しており、重要視されていた賃金が上向きになっているということが大きくドル買いを誘ったように思います。雇用数の上昇がダブルワークによるものという結果(フルタイム現象、パートタイム上昇という結果が継続している流れ)をみると雇用数に一喜一憂するのは危険ですが、賃金が上昇していることは少し気にかけておきたい。そして失業率が4.0%へ前回値よりも悪化していることも注目ポイントと言えるかと思います。
米10年金利ですが、4.3%の抵抗ラインを下抜けるかと思いきや週末の雇用統計で反発し上昇しています。ただ現状は安値を切り下げている状況です。レンジを切り下げてきており、ここからまた材料があるのかどうか。来週FOMCを控えていますが、仮にタカに傾いたとしても金利をまたここから5%へと押し上げる材料になるとはやはり思えません。上値も上昇したとしても4.6%ほどを上限としたレンジとなるのではないでしょうか。確かに大きく下げる材料もないことから下限も限定的とも言えますが。
米経済が底堅いとは言えインフレはしっかり落ち着いてきており、利上げの線はほとんどないように思います。市場も強い指標結果よりも弱い指標結果に動いていく形になっていくのではないでしょうか。もちろん先日の雇用統計のような強いサプライズな結果に大きく金利を上げることもあると思いますが、それもパウエルFRB議長の言う「でこぼこ道」の範疇であり、しっかりレンジ作ってその中で動いているだけであると言えるかと思います。FEDの様子見の時間帯(利下げへの材料集めのための)と言えるのではないでしょうか。
先程も触れましたが来週はFOMCが開催されます。市場の織り込み通り、金利は据え置きはほぼ間違いないものと思われます。FEDの臨む高金利維持の状況を維持し金利は据え置きのまま今の経済状況をやり過ごすという形は変わらないものと思います。FOMCの内容としては中立金利や実質金利について言及があるのかどうか。
そして今回のFOMCではドットチャートが公開されます。前回中央値は3回の利下げでしたが、今回どのような変化があるのか。市場は年内1回の織り込みで足元の指標結果を受けて1~2回を行ったり来たりの状況です。個人的にはパウエル議長のこれまでのコメントをみるに「利下げありき」で進んでいるように捉えており、「利下げはするがタイミング待ち」だとみています。
市場が考えるほどいつ利下げをするのかにそれほど意味はないものと思っており、個人的にはやはり深さ、どれぐらいの長さで利下げをするのかに注目しています。為替としてはそこに大きな転換があると思っています。
ECB政策金利発表が行われ0.25%の利下げが行われました。経済指標関連も改善を見せている中、利下げへ踏み切った形ですね。為替に関して言えば市場の利下げへの織り込みが強かったことから、ユーロ売りという流れとはなりませんでしたね。若干買われたかと思いますが上値は重く市場はそこまで反応しなかった結果となりました。
これまでECBは今年に入ってから利下げに関するアナウンスをずっとしてきました。ラガルド総裁だけではなくメンバーが各々利下げについて都度コメントを残していたのも市場が動かなかった、パニックを起こさなかった大きな要因だったように思います。
今週はリスクオフから円相場は円高に振れていたように思います。米金利が下げていたこと、インド株の急落によって円高の地合いになったことと考えられます。
それと要因として、日銀が買いオペの減額をすると報道が出ていますが、それにより緩和から引き締めへという流れから円買いの地合いに。ただ極端な買いオペ減額はないとみており、それも一時的ではないかとみています。
週末に日銀会合がありますが、そこでもこの買いオペについて注目が集まるものと思われます。減額については既報の内容なので市場は反応しづらいかと思いますが、ただそれがどれぐらいなのか、どういう先行きへの見込みなのかが焦点になるかと思います。いずれにせよこういった短期の円高要因はあれど根本的な政策はまだまだ転換期を迎えておらず、為替は円安ベースは変わらずに進んでいくものと思っています。ただ会合にて金利の引き締め(金利引き上げ)についての言及があるかもしれないのでそれには注意したい。
4時間足チャート。
やはり底堅いドル円です。上値が重い週となり下押ししましたがそれでも中々下がらない、下げ基調にならないですね。ファンダメンタルズでみても円を買うという戦略は中々立てにくい。チャートテクニカルでみても、抵抗ラインを割れない底堅さを感じます。
154.85を下抜けしましたがしっかりと割れたというよりも抵抗ラインで支えられたという見方の方が正しいように思います。下値はまずここを抜けるのかどうか。ただファンダメンタルズでみてもそこまで材料がない状況です。
もちろん上記で書いたFOMCや日銀会合などでサプライズあれば新たなトレンドが生まれるとは思いますが、結果を見てからでも良いかなという所です。
来週のドル円の予想レンジは154~158で見ています。下値は円高材料があれど安値更新出来るのかどうかに注目しています。上値もそれほどドル買い材料がないものとみているので158付近を目途にみています。ただこの上は抵抗という抵抗があまりないことから158を抜けるとまた160が見えてくるので注意したい。
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では!!