2024.5.27週.FX市場動向ファンダメンタルズ。市場の織り込み欧州利下げ6月は確信的だが米国の利下げには消極的か。

ども、OGです(‘ω’)ノ

こちらの記事では、ファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。

それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

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ファンダメンタルズ・市場動向

続く円安。果たしていつまで続くのか。ポンドは経済指標が良かったおかげで買いに。ユーロは連れ高。オセアニアは弱く豪ドルは特に売られた週となりました。特に材料がなかったドルは高金利維持のコメントが出るなどしドル高に振れた形となりました。

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米国市場

先週はNVIDIAの決算があり、大きな決算発表となりました。今回の決算を受けて依然強さを増すAI業界ですが米株を支えているだけでなく、日本のAI企業の株価にも影響を及ぼしています。

米株はダウが40000ドルを超えて盛り上がっていますが、現在少し一服した形となっています(39000ドルへ押した)。ただS&P500をみるとまだまだ底堅く全然落ちない。こうみると株価の強さを感じます。

かわって米金利は上値が重い展開に。先月末から下落しており現在少し反発しているもののあまり上値余地がないのか上げ切れていません。材料が乏しいということもあると思います。FEDが指すように現在は材料集めの期間。何かを決める(利下げやインフレについて)にはまだ早い段階としており、経済状況の把握のためにそのデータを集める期間とし、それを市場も見ている時間帯なのかなと思います。

市場はすでに鈍化傾向にあるインフレに関してそれほど興味があるようには思えず、現状は経済回復がどの程度なのかを見極める時間帯に入っているように思います。もちろんそれは現状の高金利維持の政策とも関係してくるかと思います。

経済が回復して好景気への道筋が出来ているのであれば利下げは遠のくと市場は見ており、少し鈍化してくるのであれば利下げへ期待が持てるという流れになるかと思います。

米経済は底堅く推移しており、インフレは落ち着いたもののこのまま経済が回復を見せるのであれば高金利を維持するという形を取らざるを得ない。が、細かくみるとそのしわ寄せ、経済の歪はしっかりと影響しているように思います。

ゴールドマンサックスが9月にも利下げへとコメントしている記事を見ましたが、市場も現在年内1回~2回の利下げを織り込んでいます(市場の9月利下げは50%ほど)。当ブログでも何度も書いていますが、利下げ時期よりもどの程度深く、長く利下げ期間を作るのかにポイントがあるように思います。

現在の高金利で永遠に行くことは考えられないことから、いつかは必ず利下げをすることは明らかです。それがほぼ確定的な未来で、それがいつかというのはそれほど重要視されていないように思います。もちろん市場を動かすには大きな要因で転換ポイントだとは思いますが、今年は大統領選があるので、おそらくそれまでに一度利下げがあるのかなという所。でなければ年内に利下げは難しくなるかと思います。

そのため、ここからまた利上げをするようなインフレデータだけは避けたい。仮にそのようなデータが出てきた場合は大きなショックを起こすものと思います。利下げへのショックよりも深刻なものになるかと思いますね。今回PMIが上昇したのも懸念材料ではありますし、先日のCPI結果をみても例えば住宅の家賃は下がってきていますが住宅価格が上昇したり、まだまだ注意が必要であると思われます。来週発表のPCEデフレーターの指標結果には注目が集まります。

米長期金利も一時期4.7%を超える動きをしていましたが、短期金利(2年)が下がっていくのと同じように長期金利も落ち着きを見せています。4.3%まで下げて現在反発していますがそれほど上値に余地はなさそうに見えます。4.7~4.3のレンジを作るか。ここから5%へ行くとは今の所思えない。金利がそこまでの上昇をする材料がないように思います。金利据え置きで高金利維持ですからね。金融引き締めによる経済の抑制は進むのではないでしょうか。

パウエルFRB議長のコメント通り、年内に利上げをする可能性に対しては否定的というのがFEDのスタンスとなっていると思いますし、ここからはデータを確認する作業となると思います。それがどれほどなのかという期間であるのかということに注目が集まっているものと思います。その中の「でこぼこ道」ということとなるのではないでしょうか。

欧州市場

難しいかじ取りを迫られている欧州市場ですが、利下げへの織り込みは年内3回を織り込んでいます。PMIの指標結果も1年ぶりに高水準へ戻したということもあり、経済回復に期待が持たれます。

ECBメンバーも6月利下げへ前向きであり、方々でコメントが散見されています。「決定ではないが、既定路線」というニュアンスのコメントのように受け取っています。市場も早くから織り込んでおり、利下げへ進んでも極端なユーロ安の展開にはならないように思います。市場へのショックが少ない分ボラティリティは小さくなるかと思いますがトレードには影響がないかなとみています。

個人的には米国と揃って利下げする形になるのではないかとみていますが、それは必ずしも完全な利下げタイミングの話ではなくて、今年ECBが利下げへ進んだことに対してFRBが年内に一度も利下げへ進まないということはないのではないかという意味です。ラガルドECB総裁は、ECBは独立しているとコメントしていましたが、ECBもFEDも横を見ないということではないのでその辺は足並み揃えてくるのではないでしょうか。

かわって英国の利下げへの市場の織り込みにも変化があり、一時は6月利下げへの織り込みが進んでいましたが、現在は8月以降と少し後退しています。経済の回復の兆しは見せているものの依然として高いサービスが足かせとなり、利下げには消極的になっているように思います。年3回の利下げの織り込みは変わらないですが時期が少しズレるとの予想です。

そうなると各国重なるのではなく、順を追って利下げへ向かうのかなという所。為替は一時的に強弱はっきりしてしまう可能性がありますが、仮に上記のようになったとしても織り込みが強くなっていくでしょうからそこまでパニックにはならないのではないでしょうか。

日本市場

円金利が1%を超えました。12年ぶりだそう。買いオペで抑えられていた円金利が1%を超えてきたことには、個人的には当たり前という感想と本当に超えたという感想を持ちます。すぐそこにあった1%が中々超えられなかったのは事実としてあって、それを超えたのは一つの壁を壊したように感じます。ただここから円金利が上昇していくかと言われるとそれはないように思います。

あくまで現状日本の政策は緩和政策を元に進められており、マイナス金利撤廃した今もそれは変わっていません。どうしても金利安、円安で進んでおり、為替で言えば円は売られやすく狙われやすい通貨となっているものと思います。

個人的には今の為替動向をみるとこの付近での介入はないとみています。過度な変動ではないですし、円安(緩和)誘導されていることから介入をしてもまた円が売られる流れとなり、仮に介入を都度するとするなら段々と介入の効果が薄れてくるものと思います。そんな中で介入をするのかと懐疑的にみています。市場に委ねるということであれば政策変更がない現在、まだ円は売られる流れは継続になるのではないでしょうか。

ただ金利は今までが低すぎたこと(ゼロ金利政策)で金利が上昇していくのは自然とも言えるので、金利高円安は不思議ではないという印象です。以前ドル円が160円へ向かっている際に、日銀植田総裁は「円安の基調的な物価への影響はない」といったコメントを残しており、それをまだ否定していません。為替へのけん制を言及するもまだ姿勢は変わっていないものと思います。米金利が大きく低下(利下げ)するまでは日本の政策が変わるまで金利は上昇しても円安は継続する流れとみています。

来週は週初めに日銀イベントがあるようです。植田総裁と内田副総裁も話すみたいなのでチェックしておきたいですね。

来週のドル円

日足チャート。

介入で下がったドル円もすでに157円付近まで上昇しています。確かに今までよりは上値は重い印象がありますが、それはドル安が少しずつ入っているからで基本的には円は売られている状況です。やはり円安ベースは変わらないのか。

4時間足チャート。

現在157付近で抑えられていますが、キリ番ということで動き自体は通常通り。この辺は真空地帯ですので、一度抜けると大きくまた上昇しそう。ファンダメンタルズ目線で言えばまだまだ落ちたら拾え相場のように思います。

来週は月末でPCEなど大きな指標も控えていますが、仮に下振れした場合でもどれだけ影響があるのか。やはり下値は堅い印象です。

来週のドル円の予想レンジは155~158で見ています。上値の余地もそれほどとは思ってみていますが、円安の振れ幅次第のように思います。上値が重くなっているのをみてもドル円を売りでは入りづらい。イベントでのドル高地合いになれば一気に160が見えてくるので注意したい。

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また次回も読んで頂ければ嬉しいです(*’ω’*)

では!!

OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。