2024.2.14.ドル買い継続？昨日のCPI消費者物価指数を受けて利下げ織り込み後退！市場とFedの乖離は無くなった。

ども、OGです(‘ω’)ノ

日々の市場動向をファンダメンタルズ目線で追っていく、「2024.2.14.今日のファンダメンタルズ」を書いていきたいと思います٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

市場動向とファンダメンタルズ

昨日2/13に発表された米CPI消費者物価指数の数値が強く出たことにより、米金利爆上がりのドル買いが起こり、市場の利下げ織り込みも大きく後退。Fedのドットチャートの中央値との乖離は消滅した形になりました。コアCPIの8カ月ぶりの大幅上昇が根強いインフレを示唆しており、そこを市場は注目した形となりましたね。

ずっとブログで言及していた市場との織り込みの乖離がなくなりつつあります。市場の年内利下げ織り込みは3-4回となり、これでフラットな形に動くだろうとみています。これ以上の金利上昇は本格的にインフレへと続くことになるのでそこは継続して注視したいですが、材料が出るまでは冷静な判断をしたいと思っています。

とりあえず明日の米小売売上高に注目です。予想がまた前回よりも低い数値なのが気になりますが、これを下回ると大きく金利の低下も予想されます。

昨日のCPIの結果を受けて株も大きく下げたわけですが、大きく見ると押し目にみえますよね(笑)。ただ先ほど振れた小売売上高も予想値が低いですからね、前回より低くても予想より上ということで金利が上がる可能性もあるのでしっかり見ていきたいです。

CPIを受けて、このように金利の大きな上昇を見ると市場は過敏に反応しがちです。現に一気に利下げ織り込みは後退しましたし、3月利下げ織り込み80％とかありましたけど、なんだったんだと(笑)。

エコノミストの中には年内利下げないのではないかという声も聞かれます。確かにここからの指標が大きく転換してまたインフレの道に進むようなことになればそう見ることも出来ますが、現段階においてそれはまだ気が早すぎるように個人的には思います（エコノミストでもなんでもないですが笑。

以前書いていたレンジ幅（4.37～3.78％）の上限に金利は来ています。この4.3を超えていくとまた一段上のレンジを作りそう。

ただそんなに材料があるのかという所です。株は金利上昇で下げていますが、この今の経済の強さからみると押し目になるではないでしょうか。

そうみると金利も材料がない中（少ない中）グングンと押しもなく上がることは少し考えづらい。そうみています。

加熱論争になりやすい市場ですが、今回のCPIをうけて利上げの声も出ているようです。ただこの一つの指標でいきなり転換する内容ではありません。ここで利上げをもし仮にすることになれば市場の混乱は避けられない、株の大暴落ということも考えられます。ですので個人的には利上げは無いとみていますし、年内の利下げもする目線でいますね。

ただ時期はわからない。そういうことだと思います。週末ブログにも書きましたが、「より深く、より長く」になるとみているので、年内がどうという考えよりも、どれぐらい深く、どれぐらい長いのかを見ていきたいという目線でいます。

それを踏まえながら現在のドル円を見ていこうと思いますが、昨日のドル買いで大きく跳ね上がったドル円は150円を綺麗に抜けていきました。昨日のブログでも書いていた通り、売りポジションはやはり危なかった結果となりました。

チャートをみても、レンジ→上昇→レンジ→上昇を繰り返しており、大きな押しという押しがあまりない状況です。円安をベースに上昇しているのがわかります。

今後もどういう流れになるかはわかりませんが、ファンダメンタルズ的に転換ポイントまでは現在の形で行くのではないでしょうか。円安をしっかり受けて底堅く推移するものと思います。もちろん材料次第でその結果は変わっていくでしょうが、大きな流れは転換ポイントが来るまではこのままという見立てです。

日本の金融政策という大きなものがあり、それが緩和継続ということで中々まだ円買いを狙える市場ではなさそう。確かにドル円は150円を超えてきていますので押しがあってもおかしくはないですが、売りを大きく狙えるかと言えばリスクの方が大きいような気もします。

とりあえず目先の米小売りと新規失業保険申請数の指標がありますからね。昨日のCPIと同じくどちらに振れるかも大切ですが中身もしっかりみていきたい。

世の中は期待値で出来ている。