2024.11.18週.【FX市場動向】パウエル議長の発言にて市場の利下げ織り込みは後退し金利高ドル高継続の流れに。

ども、OGです(‘ω’)ノ

こちらの記事ではファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。

それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

※本投稿は情報提供を目的としており金融取引を推奨する意図はありません。

インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ)

ファンダメンタルズ・市場動向・通貨強弱

通貨強弱

今週は通貨強弱をみると、ドルの一強。大きく見るとポンド安、円安、豪ドル安。円は週末円高に転じ少リスクオフの様相を見せました。来週の週明けどのような形になるのか。この形を継続するのかに注目です。ただドルと円以外は週ごとに変わるような形でそこまでの動意はない感じがしますね。

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米国市場

トランプラリー

まだまだトランププレミアムは継続中。S&P500などは少し下落を見せていますが調整の範囲かと思われます。金利高ドル高は継続して強いですし、トランプラリーはやはり継続中。ただ行き過ぎてる部分は調整があるというイメージです。

トリプルレッドは達成し、これでトランプ政権では法案が通りやすくなるリスクがあります。通例でみるならトランプ氏が掲げる規制案などが通りやすくなることが考えられ市場にはネガティブさのイメージを残します。金利は上昇しやすくなりますし、米国の現状の金利高をみるとリスクとなると見られています。ただ現在は米国は非常に強い経済状態のため、先日もFRBパウエル議長が「利下げを急いでいない」とコメントを残したようにそれ自体がすぐにリスクと結びつくことにはならなさそう。株式市場にはネガティブに捉えられやすそうですが、調整の範囲内の下落におさまりそうですね。

実際トランプ氏の当選確定から、株高、金利高に続き、暗号資産やエネルギーも買われています。どこまでがご祝儀相場なのかはまだ不明ですが、それほど期待されていることは明らかだと思われます。第一次トランプ政権時と違い暗号資産にも積極的だと見られていますし、金融やエネルギーには引き続き力を注ぎそう。はっきりしている点でも買われる理由になるかと思われます。

ちなみにトランプ氏が公言していることでどのようなリスクがあるのか、そしてどのような動きをするのかを書いていきたいと思います。まずはおそらくないだろうとされる関税の極端な引き上げ。これが引き上げられると金利の上昇を促しそう。他にも規制緩和(法人税の引き下げなど)や化石燃料に対する優遇措置なども金利上昇リスクとなりやすい。と、同時にインフレを是正しそう。それとは反対に戦争の終結や利下げへの積極的な姿勢などは金利を下落させやすい。先ほども挙げましたが仮想通貨に積極的なのも金利の低下を促しそうです。

トランプ氏が再選することを見越してずっと言われていたのがこのインフレ再燃問題です。過剰な政策が多いため金利が上昇しやすい環境下になりそうなことからインフレに対してはかなり問題視されています。ビジネスマンであるトランプ氏はその辺のことはもちろん分かっているかと思いますがどのように推移するのかをしっかり見ておきたい。今の所来年以降は金利上昇するのではないかと言われています。

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米経済

今週インフレ指標である米CPI消費者物価指数が発表され、前年前月比ともにほぼ横ばいの結果でしたが、細かく見ると少し上振れしている数字もあります(前年同月比)。中でも電力(エネルギー)、家賃、車の価格が上昇しています。住宅ローンは下がり基調になってきてはいるものの中古住宅価格が下がっていないのは少し気掛かりな点でしょうか。

あとPPI卸売物価指数も発表があり全体的に上振れ。予想よりも前回比よりも上振れです。コア指数もしっかりと上振れしており、7月の水準まで戻っている形となりました。「デコボコ道」を辿るとはいえ、今回のこの上昇を見るにディスインフレに陰りが見えます。

米経済はずっと堅調なまま推移しており、インフレの上昇は抑えてはいるもののディスインフレとも言い難いような動きをしています。金利がこれだけ高いのに、です。そしてその金利も現在4.5%ほどまで上昇しておりかなり強い状況と思います。実際今週FRBパウエル議長が「利下げを急ぐ必要はない」とのコメントを残していますが、まさにその状況下にあるように思います。

12月の利下げ織り込みは80%ほどから現在は60%程へ後退しており、金利の上昇を支えています。この状況下でもタームプレミアムが上昇していることもこの要因と考えられています。

金利高の重しで現在株価は下げを見せていますが、まだまだ調整の幅といえると思います。個人的見解を言えば、金利高で重くなってはいるものの株価も上昇途中(トレンドフォロー)の形のように思います。今後も利下げへの展開が株かを左右しそうですが利下げサイクルに入っているため株価にとってはそこまで悲観的な状況ではないように思います。

さて金利についてですが、注目は米国の利下げサイクルは思ったより浅い形で終わるかもしれないということです。しかも長くて浅いものではなく、短くて浅いものになるのではないかと懸念が広がっています。もちろん今後の経済指標を見ながらということになりますが、今回のCPI、PPIをみるとインフレは思ったほど下げ基調ではないということが分かります。一喜一憂するのは違いますが、その状況での利下げはインフレ再燃させかねない。そしてトランプ氏の政策が選挙前の公約のような形で行われるのなら利下げはしにくい状況下になりそうです。

この状況下でどのように「揺れながら着地する」のかを見ていきたいですね。

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来週の経済指標

来週の経済指標は大きなものはPMI購買担当者景気指数ぐらいでしょうか。他にはミシガン大景況感指数やインフレ住宅系指標がありますがこれといって大きな指標はなさそうです。

上記指標からは金利が大きく変動するとは考えにくいのですが、毎週発表される新規質表保険申請数等の推移には注意しておきたいですね。10年債などはかなり強く反応(上昇)しているので何かの材料での下落幅は大きくなりそうです。

現在の経済指標から利下げをせざるを得ない経済状況ではないことがパウエル議長の言葉で示され、市場もその雰囲気になっています。これが金利の下支えとなっている状況ですが、トランプ政権での人事や雇用、物価の経済指標が引き続き市場での注目ポイントかと思われます。金利上昇は強いですがこれ以上の材料がないと10年金利も4.5%をしっかり超えるのはそんなに簡単ではなさそう。新たな材料があるのかに注目ですね。

あと株式市場で注目のNVIDIAの決算発表があります。米株価を支えている一つといっても過言ではない企業の決算発表には注目しておきたいですね。

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来週のドル円

ドル円 4時間足チャート。

ドル円は高値を更新し続けて156.8付近を付けた形です。かなり強い。そこから一旦下落し現在154.3付近で引けております。

チャート的にはここからもう一度上昇した形が156.8高値を越えてくるのかどうか。切り下げの形を作るのであれば一度調整局面になってもおかしくない形です。強い金利も少し高値(4.5%ライン)で重そうな形です。金利低下が見えればドル円の調整局面が来そう。

とはいえ、現状は変わらずドル高円安ベース。その流れは何か材料がない限り変わらなさそう。来月の日銀会合にて利上げ期待が大きくなっていることで円高に振れる場合も見られますが、現状何も決まっていない中、円安ドル高は変わらない状況です。この状況下が変わる材料が出てくるのなら(円高の材料や、ドル安への材料)上げた分を下げる形になりそうです。

来週のドル円の予想レンジは151.0~157.0で見ています。かなり高い位置から少し調整が入った形に見えます。高値を越えるのかどうかがポイントになりそうですが、下がスカスカになっている所が気になりますね。現状は先程から何度も言うように円安ドル高ベースですが調整局面があるのならストンと落ちそう。

ファンダメンタルズ目線での市場動向把握はこちらで書いていますが、テクニカル(サイクル理論)考察は別途noteにて記事を載せております(サイクロン同好会)。下記よりリンクがありますので興味のある方はぜひ読んでもらえればと思います(*’ω’*)

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また次回も読んで頂ければ嬉しいです(*’ω’*)

では!!

OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。