ども、OGです(‘ω’)ノ
こちらの記事ではファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。
それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!
このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。
”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”
※本投稿は情報提供を目的としており金融取引を推奨する意図はありません。
インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ)
今週は通貨強弱をみると、先週と反転してユーロ安、豪ドル高となりました。ドル安に傾くかとみていましたが大統領選も影響し大きくドル高に振れ、一旦は落ち着いたものの週末最後にかけてドル高で終わったのを見るとまだその流れは強そう。金が少し落ち着いてきており、そのお金の流れがどうなるかも気になる所ですね。
円は大統領選挙を通過後大きく売られた形になりましたが週後半では少し戻してきた形になっています。基本的には円安ベースが続くのではないかとみています。
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インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ)
まずはトランプ氏が再選を果たし大統領選挙を制しました。序盤こそ各州で接戦の形を取ったようにも見えましたが結果的には圧勝。その大統領と上院は既に共和党が過半数を取る事が確定しており、残るは下院のみとなっていますがトリプルレッドもおそらく確実かとみられます。来週からは経済指標もありますが、それよりもトランプ氏が決める人事や政策への言及などで色々動きそうです。
トランプ氏が大統領再選になったことで(というよりトランプラリーと揶揄され大統領選挙前からですが)ドル高株高の状況です。ドルに関しても今は利確(確定)売りで少し振れた形ですが、市場もトランプ氏の大東京就任式までは好調を維持するものとみており、ドル高株高は継続するものとみられています。ただ金利も高いので上値は重くなるのではないか、それをみて株価を気にする大統領である(あった)トランプ氏がどのような方向性を示唆するのかに注目が集まります。
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米経済はこれまでずっと言及している通り盤石です。他国が政治的にも不安定であるのに対し、今回の大統領選挙にて米国は経済でも政治的にも強い国となるものと思われます。これだけ高い金利を維持してもなお経済は強く成長し、利下げの不必要論さえ話題に上るほどです。実際に12月の利下げに対する市場の織り込みも後退しており、来年度の利下げに対してももちろん後退している状況です。実際は蓋を開けてみないとわからないというのはいつも通りですが、確かに今の米経済状況において利下げが良い影響を与えるのかというのは議論の余地があることかと思われます。
市場の織り込みはいつも「織り込み過ぎる」ことにボラティリティが発生します。仮にこれで米国の利下げが終わるのであれば、結局は年3回の利下げとなり、ちょうど一年前に元々FEDが掲げていた利下げ回数と一致します。
思い返せば、去年末のFEDメンバーのハト寄りのコメントから一気に7回も8回も利下げがあるのでは?と織り込まれ、逆に今年の年明けの強い経済指標結果によって織り込みがはがされ、そこからまた今度は利下げが年1回程度とも言われるようになったのも記憶に新しい。それほど極端なのが市場なのです。
当ブログでも書いています通り、「揺れながら着地する」その行方を追っているわけですが、過剰に期待をしないことが今後も大切になってくるのではないでしょうか。着地地点のおおよその目安をつけて、市場の揺らぎに乗っていく形を取るのが結果的に振り回されずに大きく利が取れるのではないかと考えます。
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今後のトランプ氏の動向として気になるのはやはり各国への関税についてでしょうか。中国には60%、諸外国には10%~20%もの関税をかけると言及しています。現実問題としてはあり得ない数字ですが、それがどの程度で「着地する」のか。仮にそのままの関税をかけるとするのであればかなり市場にネガティブな印象を残すでしょうし、中国との関係もさらに悪化するのではないでしょうか。なのでこちらもまた折り合いの付け方を見ていく必要があります。
それとトランプ氏の大統領再選を受けてビットコインが大きく買われています。元々暗号資産へ積極的であったため市場は買いとしているのだろうと思います。一部では10万ドルへ行くとも言われ始めており更なる上昇が見込まれています。興味深いのが、数年前に7万ドルを超えた時には普通のニュースにも報道され、「ビットコインは買いだ!」「暗号資産は買いだ!」との声が大きく聞こえてきましたが、現在はその価格を超えたにも関わらず(現在77000ドル越え)、市場では話題になるも一般的なニュースなどには上っていませんね。これをみるとまだ上がるのかなと勝手な憶測でみています。
現在はトランプ氏の大統領再選が決定したことによるお祭り騒ぎになっており、今後もしばらく続くのではないかと見られています。それほどに強い株高、金利高となっています。先にも触れましたがおそらくトリプルレッドになるトランプ政権がこの先どのような政策を取るのかにはかなり注意が必要かと思われます。極端な政策も採決されやすくなるため、それがいわゆるトランプリスクとも言われますが、市場のリスクとなる可能性は大きいのではないでしょうか。
少しリスクとなる可能性のあるものを挙げていきたいと思います。
初めに財政赤字と国家債務についてです。トランプ氏が大統領に就任すると、戦時下を除けば米国史上最高の循環調整後の財政赤字に直面することになります。 これは米国経済にとって大きな課題であり、米国債利回り、金利など、全体的な流動性状況に影響を与えることになり、米国経済に大きなマイナスを及ぼす可能性があるということが挙げられます。
トランプ氏が提案する減税に関して言えば、現状の財政状況をさらに悪化させるものとみられています。トランプ氏は政府支出を削減するための委員会を創設すると考えているようですが、これまでトランプ氏は支出の削減や財政赤字の削減に積極的ではなかったためそれが本意かどうか疑問視されています。実際最初の任期では大きく赤字は拡大しています。それに削減案自体も議会を通過させなければならず、その実現性も難しいのではないかとの見方があります。
次に貿易政策についてです。トランプ氏は特に輸入品に高い関税を課すことで、貿易を後退させたいと述べています。彼がいつも言う「アメリカ第一主義」の一環でしょう。このことがアメリカの雇用と企業を守ることと信じているためです。これに関しては、特に中国製品に対する過度な制限は世界的な貿易戦争の引き金となる可能性があるため、米国企業が依存しているモノに対するマイナスが否めない。
さらに現在の米国はとてつもないインフレ状況のため、人件費が大きく上昇しています。操業コストの上昇により、製造業の米国へ戻すことは米企業の生産コストを上昇させる可能性が大きい。これにより利益率が縮小する可能性もあります。そしてそれがトランプ氏が気にしている米企業の株価への影響も少なくないだろうと考えられます。
そして関税の引き上げは輸入コストの上昇を意味します。もちろんそれを買わせなくして、米国産のものを買わせるのが目的ですが、いずれにせよ物価の底上げになりそう。消費者はそのさらなる物価上昇を目の前に現在の強い消費が縮小するのではないかとも考えられます。
コスト高ということに関しては、移民問題にも関係しそう。移民を受け入れないとするトランプ氏の移民政策へのスタンスは今後米国の移民の流入を間違いなく制限し、それはつまり米国内の賃金の押し上げにつながり、さらなるコストアップにより企業の収益を収縮させることが考えられます。労働力の成長が鈍化する可能性もありますし、コスト高を生むということはインフレを再燃させかねない事態に陥るかもしれません。米国だけいつまでもインフレも賃金も上昇という流れにはなりませんからね。多くの国がインフレには苦しめられており、景気が良い時はいいですが、少しでも悪化を見せると負のスパイラルになる可能性も少なくありません。
あとトランプ氏と言えば、金融政策にもよく言及します。中央銀行に対しても発言を良くすることで知られており、それが市場に伝わり金利などに影響を及ぼす可能性があります。FRBの独立性が損なわれれば金利上昇、株価下落を招く可能性があるとみられています。
今回のFOMCでもパウエル議長が辞任はしないとのコメントもありましたが、任期を全うする形でさえも次期議長を早々に決めてパウエル議長の発言力を弱まらせるのでは?という話も出ています。どうなるか今後の動向には注意が必要ですね。
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米金利について書いていきたい。少し前から見ていくと、9月から大統領選挙本番に近づくにつれて金利は上昇を続けており、大統領就任が決まって一度落ち着いた形です。それでも一時4.5%近くまで上がって行き、現在4.3%ほどで今週引けています。かなり高い位置まで来ているという印象を受けます。
先週書いた通り、30年金利にしっかり引っ張られて30年→10年→5年→2年と綺麗な順イールドを形成しています。現在はお祭りモードのトランプラリーですが、それがどこまで続くのか。実際ここまで金利高になると影響は出そうなのでその歪待ちな所はトレーダーとしてはありそう。
金利高、株高の状況がそんなに長く続くとは思っておらずどこかでどれかが沈むのではないかとみています。ずっと言っていますが金利はそれほど上がる要因もないように思っており、上値余地はそこまで大きくないのではないかとみています。(そういいながら4.5%まで上がっていますが・・・ただただ強い笑)。
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大統領選挙で身を潜めた(笑)、FOMCですが、予想通り0.25の利下げを決定しました。決定は全会一致。FOMC声明文をみてもこれといった変更点はなく、市場はほぼ無風だったように思います。ただその声明文にてインフレについて「自信を深めた」という文章がなくなっておりこれをどう取るのかがポイントになりそうです。そのままの意味で自信を深めたを排除したことで「自信がなくなった」という意味あいなのか、それともその延長線上にあり、敢えて使わなくてよくなったか。
個人的には自信があるとは言えないという感じに捉えたので、今後の利下げについて消極的な印象を受けました。ただそれほど市場が動いたわけではないのでとりあえず様子見の構えか。先ほども触れましたが、市場の利下げ織り込みに関しては後退しており、年内の利下げはこれで終わり、12月のFOMCでは据え置きへの織り込みが進んでいます(それでもまだ利下げの織り込みの方が強いですが)。
仮に次回FOMCで据え置きとするのであれば金利上昇が見込まれドル高基調が継続することとなりそう。現状ドル円は155を上限に155~152で推移していますが、金利の据え置きが決定すれば現在のレートをもう一段上に上がることになるかもしれません。米経済も安定して強い現状、それも可能性がありますが、そうなれば少しドル高過ぎる状態になるのではないかと見ています。それほど行き過ぎた金利の上昇はそれはそれでリスクにもなり得るからです(上記のトランプ氏が大統領になった際のトランプリスクにも書きましたが)。それに付随してドル高基調が続いた場合、米金利上昇を受けて円安への動きもみられることから気を付けておきたいポイントにもなりますね。
インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ)
来週の重要な経済指標で言えば、米CPI消費者物価指数、PPI卸売物価指数、小売売上高の発表があります。市場は興味がなくなったインフレですが、しっかり鈍化傾向なのかは注視しておきたい。トランプ氏再任を受けて全てが上げ上げ状態ですが、現状の把握としてはしっかり見ておきたいですね。
それと前回の雇用統計の結果はかなり下振れをしていましたが今週分の新規失業保険申請件数や継続受給の進捗もしっかり把握しておきたい。
要人発言ではパウエル議長が会見を開く予定です。それと英国になりますが、先日利下げをしたBOEベイリー総裁も会見を開く予定のようです。
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ドル円 4時間足チャート。
ドル円は154.75を付けて頭を抑えられている形です。この辺で少し揉みそうな形にも見えますね。チャート形状的には一旦落ち着きそうにも見えますが、上記ファンダメンタルズ的にはドル高継続しそうな流れではあります。トランプ氏の再選を受けてお祭り騒ぎですがここで落ち着くなら意外と市場は冷静なのかもしれませんね。
現在米金利も上昇し続けており、ドル高円安ベースの流れは変わらずです。ただ金利も上値を追う材料がそれほどないこともあり、先週と同じイメージですが上値も限定的になるのではないかとみています。ただ大きく下がるイメージもない(笑)。上記で触れていますが、まだ金利高ドル高基調は続いていくことが考えられ、それに伴い円安ベースでの見方が良さそう。
来週のドル円の予想レンジは149.0~156.0で見ています。かなり高い位置で少し揉むのかなとみています。チャート形状だけでみると少し天井つけて押しを作りそうな形。ずっと上げているのでその幅には注意したいですね。
ファンダメンタルズ目線での市場動向把握はこちらで書いていますが、テクニカル(サイクル理論)考察は別途noteにて記事を載せております(サイクロン同好会)。下記よりリンクがありますので興味のある方はぜひ読んでもらえればと思います(*’ω’*)
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