ども、OGです(‘ω’)ノ
こちらの記事ではファンダメンタルズに特化して、毎週末にこれまでの簡単な流れとそれによる見通しなどを書いていきたいと思います。なるべくFXに関連するものだけに絞って、そして簡潔に書いていきたいと思いますので気軽に読んで頂ければと思います。
それでは٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!
このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。
”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”
今週も先週に引き続き円は大きく売られました。続伸していましたが、ユーロ、ポンド、豪ドルともにそれほど強くはなかったのか対円は上値が思ったより重かった印象を持ちました。もちろん豪ドルが買われていたのは感じましたがドル高に押され気味であまり強さを感じなかったのも事実です。
注目のドル円は買われたドルに対して円はかなり売り込まれていた状況から押しを付けた後、大きく続伸する形となりました。
サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo
休載した先週のおさらいと今週の動きを書いていきたい。おさらいに関してはメモ的に9月30日に執筆しています。
まずは日本で話題となった石破総理の誕生です。高市氏が自民党総裁になるだろうと決選投票を迎える直前まで市場は株高円安に振れており、お祝いムードが漂っていました。ただそこで石破氏の逆転勝利が報道されると一気に円高へ。株もさらに上を目指しました。ただ市場はそこまで祝勝モードにはならず、そして決選投票にて逆転勝利をした石破氏が発表されると一気に円高へ。その週こそ株高で終えましたが週明け今週は一気に株安へ急落しました。
円の動向を考えると、現在十分に円高へ振れており、140円~145円で推移しています。140→160→140と行ったり来たりしており、変動幅が大きい。リスクもあるため日銀や政府がどの程度で見ているのかが気になりますね。
現在は142円(9/30)ですが、値動きで言えば円高へ振れています。何年か前から比べると円安ですが、現在は円高です。利上げへの言及をした途端、株や為替へ大きく影響したのは記憶に新しい。その変動をあえてこれからするのかどうか。先日の会見で春闘をみてからというコメントも見られました。利上げは春までしない可能性もありそうとも受け取れたしなんだかんだ円安に引っ張られることになるのかな?と感じました。
先週の米市場は大人しかったと思います。指標自体も大きなものはなく、そして指標もまちまちの結果だったように思います。PMIもまちまち、GDPも底堅く経済が推移しているのがわかります。失業保険関連は強い数字が出ていましたし、PCEも堅調な数値が出ていました。つまり米経済自体が落ち込んでいるわけではないことがわかります。
「市場が思っているほど米経済は悪くない」これが結果ではないでしょうか。ずっと当ブログでは書いていますが、米経済が欧州やその他と違うのは経済自体はずっと堅調ということです。市場が慌てた8月も慌ててどうかなるという状況ではなかったと言えるでしょう。
米経済はAIブームがけん引しており、株価もNVIDIA次第とも言われていたこともありましたが、実際まだまだその流れは強いのではないでしょうか。ただ国の成長率が弱くない、堅調という意味ではFRBが抱える「利下げ」への一手にはならない。つまり利下げ幅の縮小に繋がる可能性もあります。現在市場はかなり利下げに傾いています。織り込み済みですし、これが裏切られる場合(利下げが思ったほど進まない場合)、ドルの巻き戻しは十分あり得ます。
米経済はやっぱり堅調な動き。堅調というかもはや強い。経済指標はまちまちで推移。後でまた取り上げますが、ISMサービス業はかなり強い数字を出しました。そして雇用関連も同じく強かった。中でも雇用統計は最注目指標であり、市場はかなり注目していたと思います。その中で大きく上振れし(雇用上振れ、賃金上振れ、失業率下振れ)サプライズとなった形です。
一気に下方修正した8月度の雇用統計結果から、市場もFRBも利下げへ傾いてきました。もちろんその前からその声は上がっていたし織り込んでもいましたが一気に傾いたのは8月の雇用統計だったと思います。失業率が悪化を続けサームルームなどの名前もあがり、一気に市場が利下げへ傾いた瞬間だったように思います。
そして実際9月FOMCにてFRBは0.50の利下げを行い、すでに利下げを行っている各国と足並みを揃えました。パウエル議長はしきりにこれからも決まって利下げを行っていくというわけではないとして市場の傾倒した流れにけん制を入れましたが市場は年内1.0%の利下げを織り込み、来年もまた1.0%の利下げを織り込むという極端な流れになっていました。
今回の雇用関連で、JOLTS求人、ADP雇用も上向きに振れています。先ほども少し触れましたが、雇用統計においては大きく上振れした結果でした。予想の14万人に対して結果は25.4万人としかなり強い数字が出た形です。そもそも予想に関しても、前回よりも下回るという予想だったことでこの結果が大きく市場にインパクトを与えたものと思われます。
そしてさらにその中でも注目されていた失業率が改善しており、こちらもサプライズの要因の一つになったものと思われます。今後の失業率の悪化を懸念しての大幅利下げでしたもんね。それともうひとつ、市場で注目されていた過去の雇用統計の改訂に対しても、結果は情報訂正となりそちらもポジティブに動いた結果だったと思います。
平均時給も先月比、前年比ともに予想を上振れしかなりポジティブな結果をもたらしました。部門別に他のものをみてもほとんどが増加しており、かなりポジティブな結果を付けたことになります。雇用の中身を見てもパートタイムが増加して正規雇用が減少しているのがこれまでの問題に上がっていましたが、それも改善しています。パートタイムが減り正規雇用が増加しておりこちらも好材料となりました。
これらを受けて一部の市場ではFRBの前回0.50の利下げは正しかったのかという声も多く聞かれるようになり、いきなり下げ過ぎたのではないかという疑問の声が出てきています。
来週はCPIがありますが、ここで強い数字が出ればさらに織り込みが薄れていくものと思われます。これまで利下げありきでドル売りに傾いた市場が一気にドル買いに傾く可能性もあるので注意したいですね。
もともと0.50の利下げに対しては、「高すぎる金利」への処置でしかなかったように思っています。強い堅調な経済のもと、少しの経済鈍化で利下げへの織り込みが強くなってしまう、つまり利下げありきで進んでいたように思います。利下げをしたいから少しの経済指標の「鈍化」にかなり敏感に反応していたのが今までだったように思います。
今週の雇用統計の結果により、11月FOMCによる市場の利下げの織り込みがかなり0.25へ後退しています。それまでは0.50との割合はほぼ五分だったことから市場も利下げありきの熱が冷めたのではないでしょうか。さらに今後の経済指標次第では年内のあと0.50の利下げ織り込みも怪しくなってきます。
先々週のブログでも書いていますが、米利下げへの動きに根拠があったかは疑問です。やはり経済の悪化というよりも「高すぎる金利」へのアプローチだったということではないでしょうか。そしてそれはこれからも続くのではないでしょうか。なので今後の動向という意味では中々わかりづらいように思います。FRBが注目していた雇用面が下がってきた(失業率の悪化)のをみてリスクマネージメントの意味合いで0.50の利下げとなったわけですから、下がっていない失業率に対してどういう答えを出すのかがこれから焦点になるのではないでしょうか。
利下げに関して少し振り返れば、今年の初めは去年年末に織り込み過ぎた熱を経済指標が砕き一気に「利下げなし」まで極端に戻しました。そしてそれから春先には「やっぱり利上げだ」となり、夏には「利下げだ」と慌ただしく市場心理は動いています。
どの場合もそうですが、「揺れながら落ち着く」ものと思っており、それこそパウエル議長の言う「でこぼこ道」なのではないかと感じます(あの頃のパウエル議長の言及した意味とは違うかもしれませんが)。今回の場合は「揺れながら徐々に定位置が下がってきている」状況かと考えられます。
年内に1.0%の利下げを敢行するかはわかりませんが、少しずつその位置は下がっていくのではないでしょうか。0.75で留まる可能性もあるのでその辺は柔軟に対応したい。どちらにしても「利上げはない」と考えており、年内の着地場所を探りたいなという所です。
今週の結果を受けて短期金利は急上昇しており、2年金利と5年金利は逆イールド、2年金利と10年金利もせっかく順イールドになっていたのにも関わらずその差がかなり近づいています。金利に関してはしっかり底打ちして上昇している形ですね。10年金利は4%へ回帰しそう。
10年金利に関しては3.5%を下抜けるのであれば相応の材料が必要と以前から当ブログで書いてきました。ほとんど利下げへの織り込みを済ましていた現状、これを下抜ける何かを見つけるのが難しく、頓着するのであれば戻るだろうという見方をしていたわけです。
そして順イールドに戻るのであればそれ以下(3.5%以下)になるために長期金利よりもさらなる短期金利の低下が必要になってきます。動きやすい短期金利ですが、それでもそれを動かす材料が見えなかったというのも市場を見通すには良い材料になっているのではないでしょうか。行き過ぎた金利低下が戻ってきた、そしてこれからは?と市場は見ていることでしょうから、今後の新しい材料には敏感でいたいですね。
ISM製造業は47.2(予想:47.5)と予想より下振れしたものの前回47.2と同値をつけ結果的にはそれほど悪くなかった印象。
ISM非製造業は54.9(予想:51.7)と予想より大きく上振れし、さらに前回51.5だったことでサービス業はかなり強いことを示唆しました。
失業関連指標では新規失業保険申請数が22.5万件(予想22.0万件)、継続受給が182.6万件(予想:183.2万件)とマチマチの動き。少しずつ上昇傾向にはありますが依然としてそれほど弱くはない印象です。
ISM製造業の雇用がそれほど良くなかった形をとり依然として上昇するのに足かせになりそう。サービス業は強く戻ったことでインフレ懸念が出てきた形。米国経済はサービス業が担っているといっても過言ではないのでこれからの動向はしっかり見ておきたい。
こちらも先ほども触れましたがCPI消費者物価指数の発表があります。FRBはインフレ鈍化(沈静化)にかなりの自信を深めていますが(実際利下げへの注目度は雇用、失業率へ移っている)、このCPIさえも上振れしているのであれば利下げへの道はまた一段と険しくなるでしょう。
自民党総裁に石破氏が選ばれました。市場では落胆の声が聞かれるなど期待は低そうですが、世論調査では51%の「期待」を国民が持っていると出ています。ただ通常、新自民党総裁、新総理誕生の際の期待は発足時が一番高いとされ、そこからは落ちていくもの。ここからの石破氏の動きには国内ではかなり注目されているでしょう。
「納得と共感」内閣と名付けられた内閣ですが、どちらも今の自民党はかなり遠い。そして石破氏は岸田総理の政策を引き継ぐともされています。自民党内においても納得も共感も得られるのか。選挙後の自民党内のゴタゴタ(派閥なき派閥闘争)がどうなるのか注目しています。
さて、日本市場を賑わせている「利上げ」に関して言えば、以前のような勢いもなく、石破氏も総裁選前は「利上げ」に前のめりだったものの、ここ最近では「利上げはしない」とした姿勢を示しています。日銀植田総裁の言及により強まった「利上げ論」も次第におさまっており、現在は来年の春闘まで利上げはないのではないかとも言われています。
現状、確かに低すぎる金利(ゼロ金利)からの脱却を目指しており、利上げしかない状況ではあるものの、やっと上向きになってきている経済を引き締めてまたデフレに戻してしまうことを懸念されており、簡単に利上げとはいかない状況かと思います。
前々から当ブログでは書いています通り、利上げにはまだ早いと考えており、しばらくは利上げをけん制しながら据え置きで進むのではないかと見ています。米国は利下げサイクルに入っていることは間違いないですから、金利差において円安へ少し戻りがあるものとみています。
事実、FOMC後から米金利は戻しを試しており、10年金利が4%を超えていくのかがポイントになりそう。4%を超えて上昇していくのであれば日米金利差において円安がさらに進む可能性があります。ただ(ここからは私見となりますが)、8月の日本株の暴落が円キャリーの解消が原因とされていましたが、それが匂わされることで今後は株の急落をけん制するのではないでしょうか。為替においても円高は常に頭にある状況になるので以前のような極端な円安にはなりにくそうです。
とはいえ現状円安の時間帯に入りそうなので為替トレードは注意したいですね。
ドル円 4時間足チャート。
ドル円は9/16に大底139.6付近を付けて大きく上昇、9月末の自民党総裁選で石破氏が当選して円高に振れ大きくドル円は押しましたが意外と底堅く市場がそれ以上を求めていない感じがしましたね。一気に巻き戻して現在148円半ばです。149をタッチしたかどうかの所まで上昇しましたので目下149.4の抵抗ラインが見えています。おそらく来週ここは注目されるポイントになりそう。ここでもたつくのか一気に行くのか。
いずれにせよ当ブログで以前から書いています通り、ドルも円も織り込み済みな形を巻き戻している状況が伺えます。極端に円高に動いていましたし、極端にドル安に動いていました。それらは徐々に動いていくのが理想の中でどちらも徐々に切り下げ、切り上げという形を取っていくのではないでしょうか。
来週は上記で既述の通り米CPIが大きなポイントになりそう。強く出るのならインフレ再燃という声が上がりかねない。今の所次回FOMCにて0.25の利下げをほぼ織り込んでいる形が崩れるような大きな材料があれば一気に150円が見えてきます。
ただもちろん抵抗もあるかと思います。ドル高への道も米金利も4%が大きな壁になってきそう。今までも何度もここで弾かれています。ここを抜く材料が出るのかどうか。4%以上を付けてくるのなら日米金利差により150円は通過点になりそう。ただネガティブな指標結果であればここを天井に下げてくるように思います。
ドルはCPI次第ですがドル高基調に動き、円は円安基調に動いていく予想です。そうなるとドル円の目線はどうしても上目線になっていきます。気になるのは雇用統計で一気に動き過ぎた分を少し戻すのかなという点ですね。市場は極端に動いていくものなので一過性の動きには注意したいですね。
来週のドル円の予想レンジは145.0~152.0で見ています。
ファンダメンタルズ目線での市場動向把握はこちらで書いていますが、テクニカル(サイクル理論)考察は別途noteにて記事を載せております(サイクロン同好会)。下記よりリンクがありますので興味のある方はぜひ読んでもらえればと思います(*’ω’*)
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