2024.1.15週 年始から為替は激動。米利下げへの動きはどうなるのか。市場との乖離は埋まるのか。ドルと円の行方は?

はい、どもOGです(‘ω’)ノ

今回は「2024.1.15週 FX為替相場展望と考察」について書いていきたいと思います ٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

これが負けない秘訣だと思っていますので流れに乗るためにどうするのか、これに絞って取り組んでいきたいと思います(‘ω’)ノ

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今週の振り返りと後追いファンダによる来週展望

通貨強弱

まずは通貨強弱からみていきましょう。

サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo

今週は上下に円が振れた形ですね。ユーロとポンドが強かったとなっていますがトレードしている感じではあまり感じなかったですね。円が弱くなった、売られたのは強く感じましたが他はあまり大きく動いた感じはしなかったのが実際トレードしていた感想ですね。

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市場レポート

米市場動向

久しぶりの執筆となるので、少し振り返りながら書いていこうと思います。

注目されたISM製造業とISM非製造業に関してはどちらも弱い結果となりました。製造業は底打ちのような形となっており、ここからの上昇を予感させる形ですが、非製造業に関しては顕著な動きになっており、これからの米国経済に関しても減速感が出る形になりそうです。

ISMの中身をみても、雇用に関して減速傾向にあり、ここからの動向には注目したい。元々去年までの流れを見返すと、雇用はパートタイムが主でフルタイムの減少が注目されていました。それが元で賃金が中々上がらないという形になっていたわけです。インフレ項目としてFRBが注目していた「雇用、賃金」のどちらも弱くなっていることを受けて市場は金利低下へ舵を切ったわけです。(現在利下げへの市場織り込みは大きすぎるわけですが)。

求人で注目されているのはJOLTS求人や、indeedですがどちらも弱く低下傾向にあります。雇用ともマッチングしていることからこれからも弱い結果が続きそう。

先日発表のあった、CPIに関しては市場の予想を上回り金利上昇の動きとなりました。ただ内訳をみても家賃や住居への価格が高いだけで、その他の項目でみるとインフレの低下を示している結果となっています。そして今回の結果を受けて、市場も経済指標に関しても多少予想より上向いていても、利下げの織り込みが強く中々上がれない印象を持ちました。もちろん中身次第ですが。

為替をみてもまだまだどちらに動くのか、どちらに流れるのかというのは迷っているような動きです。ドル円でみても確かに140円を切って現在145円を上抜いたりしていますが、結局流れが出る形になっていない。ドルストレートのユーロドルをみても、この所の上値の重さをみてドル高になり切れないのもありますし、ただ去年年末からのドル売りの流れかというとそうでもない。市場が織り込んでいる6回や7回の利下げに関して、その市場が迷っているような形になっているように思います。FRBの中央値利下げ3回をコンセンサスに市場との乖離を為替の動きとして捉えることが重要になってくるものと思います。

その迷いが金利にも影響しているものと思われ、市場の強い利下げへの織り込みに対して金利が上がり切れないのではないかと見ています。米金利は4%を維持出来ていませんからね。その時その時の経済指標に動かされるものではありますが、大きく金利を上昇させるものも特にないのであれば自ずとやはり下がっていくか。

雇用統計の弱さ、ISMの弱さ、CPIは上振れしたものの中身はインフレ低下、PPIも弱さが出た結果となりました。来週の小売りについてもクレジット消費の弱さがそのまま出るのではないでしょうか。

その他、去年の銀行関連の問題が出た時に新しく施行された※BTFP(Bank Term Funding Program)は2024年の3月で終わる模様。こちらは話題にはなれど、市場にはそれほど影響がないとされていますね。

※BTFPとは、SVB破綻が起こった中で創設された(2023年3月12日) もので、銀行が全ての預金者のニーズを満たす能力を持っていることを保証するために、FRBは追加の資金調達を可能にさせました。対象の預金機関は米国債やMBSなどを担保にすることで最長1年のローンを受けることが出来るものです。

話は戻して、米金利の動向についてですが、米国の経済指標が落ち着いてきており、完全にインフレは終わったという市場の思惑は今後どうなるのか。市場は利下げをさらに強く織り込んでおり、金利の巻き戻しで利下げへの勢いも小さくなったかと思ったら経済指標でさらに大きく織り込んでしまう状況です。

米金利

去年の年末からの動きは、一気に利下げへの思惑が強くなり、2024年度への利下げ織り込みに市場は傾いて金利は低下。4%を割り込みました。傾き過ぎた金利は年明けに巻き戻す形を取り、ドル高へ反転しています。金利の低下はかなり一辺倒でしたし、その市場の織り込みにFRBのメンバーも行き過ぎだと発言もありました。要は一気に低下し傾き過ぎた市場のバランスを取る形になったというわけです。

ただ先の経済指標関連の内容になりますが、景気の悪化、インフレの低下を示唆している形であり、去年年末のFOMCでもパウエル議長はハト寄りの発言に、そして先日のローガンダラス連銀総裁の「RRPが低水準に近づくにつれQT(量的引き締め)のペースを緩めるべき」という減額の検討について発言しました。他にも「まだ利上げを排除すべきではない」などとも発言していますが、QTへの発言が強く市場へ伝わり金利は上がりにくくなったように思います。

ちなみに現在は米10年金利は3.785%が底値になっていますが、利下げが織り込まれており、下値はまだまだあるのではないかと見ています。とりあえずはこの3.785%ですが、目線的にはすでに3.5%付近までは下値はあるように見ています。

その他各国の市場動向

ECBラガルド総裁が「現時点では我々は戦いに勝利している」 「我々はインフレの最も困難で最悪の時期を乗り越えたと思う。それはインフレが順調に低下するという意味ではない」 「2025年のユーロ圏インフレ率は1.9%を見込む」と発言し、利下げの織り込みを強めました。経済の差はあれ、米国と足並みが揃っており、後はどのタイミングで利下げするのかが焦点になってきています。

現在、あまり為替では方向感なく、ドル安ユーロ安の形はなれどドル売っとけ、ユーロ売っとけという形でもないのが現在地。ドルストレートをみても弱いのはわかるけども下値がどこまででもというような雰囲気でもありません。円を見ても株高に引っ張られている感じはしますね。各国の利下げの織り込みで金利が下がれど円高にならない。緩和を続けるしかない日本に関しては円安が続くのかという雰囲気ですね。そうみると円安が強いのか(円安のまま維持していくのか)という見方にもなりますね。

日本経済をみても弱い、賃金も上げられない、物価高は続いている状況です。円資産も外貨転へと動き始めている状況で、やはり円安は避けられないか。春闘まではこの感じで進むのかなという雰囲気ですね。もちろん一番は去年年末での日銀政策決定会合で緩和継続への発表も大きかったものと思います。綺麗な株高円安は続いていくのかどうか。

あとは大きなニュースと言えば、台湾の選挙で民進党が頼清徳氏(らいせいとく)が勝利しましたね。台湾の民主化以降で、初めて1つの政権が3期目に突入することになります。頼清徳氏は台湾独立を強硬的に主張したこともあるほどの反中であり、総統になれば台湾は反中路線を継続するのではないかとみられています。現在台湾での流れでもある脱中国及び親米への動きが加速していくのではないかとみられているわけです。そちらもどういう風に動いていくのかに注目しています。

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為替動向(ドル円)

先ほどもファンダメンタルズの箇所で書きましたが、利下げへの織り込みでドル売り一辺倒だった相場は去年年末を底に反転。円安も重なり底堅く推移している状況です。

テクニカルでみても下値は堅そう。安値も高値も切り上げている状況です。ただ大きくみて高値を切り上げてはいない、反転した割にはそこまで強くないという要素が挙げられると思います。

他通貨ペア(対円)をみれば年末からは同じような動きになっており、そこまで優位性のある通貨はないのかなという感じです。やはり円の反転がないということで円売りをしつこくするのがいいか。ファンダ的目線は先に記述した通りですが、各国の金利が下げを見せている中、円高になるという目線は市場は持っていた(る)はずです。ただ円転はまだ起こっていない。個人的には、それまで円安の流れだけど各国金利低下でドル円は上がり切れないというイメージになるかというように見ている状況です。

ドル円の現在の状況と近い未来である来週への考察としては、下値は堅くとりあえず143.4を背に買っていくような目線ですね。下値も140.25はしばらく下抜けしない目線でいます。かと言って上値が上限なくあるかと言われればファンダ目線ではそのようには見ておらず、結局レンジを抜けないという期間が続きそうだという見方をしていますね。

来週の各ペアサイクル考察

サイクル考察はこちら OG@ドル円は友達|note に書いています。よかったらどうぞ。

また次回もよろしくお願いします(*’ω’*)

では!(‘ω’)ノ

OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。