2023.9.11週の為替展望。ファンダメンタルズと金利からみた市場の振り返りとこれからのFX市場動向。

はい、どもOGです(‘ω’)ノ

今回は「2023.9.11週の為替展望。ファンダメンタルズと金利からみた市場の振り返りとこれからのFX市場動向。」について書いていきたいと思います ٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

これが負けない秘訣だと思っていますので流れに乗るためにどうするのか、これに絞って取り組んでいきたいと思います(‘ω’)ノ

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今週の振り返りと後追いファンダによる来週展望

通貨強弱、ファンダメンタルズ、サイクル理論でみた今週の振り返りと来週(これから)の展望をまとめていきたいと思います。

これまでの流れからこれからをシナリオだてていくという癖を付けて流れに乗っていくためです。その場その場の切り取りも良いと思いますが、流れに乗って行きながら切り取る方が優位性があるのではないかと思っています。

通貨強弱

サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo

通貨強弱チャートをみると、今週は米ドルの一人勝ち。が弱い週に。ただドル円をみるとドルが強かったのはわかりますが、148へのアタックは失敗しています。通貨強弱ほどドルと円に差があったようには思えないのが印象ですね。

欧州通貨は強さが見られませんでした。対ドルに関しては極端な為替動向だったように思います。

オセアニア勢はやはり強くなり切れない形ですね。為替動向にも表れていたと思います。中々買える形にならずという感じです。先週強かったとされていた時でも上がりませんでしたからね。ただ下向きが長いので一度上を向けば大きくトレンドが出そうですが。

ではファンダメンタルズを元に今週の振り返りと来週の展望を少し書いていきたいと思います。

※通貨強弱は中でも最も重要なコンテンツで、FX(為替)をトレードする際には強いものと弱いものを探して取引する(トレードする)ことがとても重要で、為替トレードの根本となります。それが分かっているだけで優位性が変わってくるので、そちらを意識しながらレポートを書いていきたいと思います。

ただこちらのブログでは主に「ドル」目線で書くことが多いです。「ドル」に対して他の通貨がどうか。「ドル」がどのような動きをしているのか。そういう観点から見てもらえると見やすいのではないかと思います。

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FXファンダメンタルズのまとめと来週の展望(後追いファンダ)

市場レポート

<米市場>

月曜日のレイバーデイでの米国休場があけて、金利の上昇が強かったように思います。例年九月に起こる起債が要因とされています。おそらく来週の30年債入札まで続くだろうという見方を市場はしていますね。今週ドルが底堅かった理由も頷けます。

米国市場の動向で言えば、徐々に雇用の鈍化が見えてきています。ただ失業も減ってきている状況です。先日のレポートに書きましたが、「求人は絞っている状況になってきたが、解雇にも至っていない」という見方が出来ます。傾きつつはあるが、労働市場の好調さはまだ維持されているということでしょう。

インフレ問題について。インフレは大きく見れば鈍化傾向であることは間違いない。徐々にですが、傾いて来ています。10月には学生ローンの返済が再開しますし、ガソリン価格も上昇してきています。これらは個人消費に影響を及ぼすと予想され、これからのインフレ鈍化傾向を示しているのではとされています。

先程の市場動向、そして先日発表されたISM関連。ISMに関しては製造業も非製造業も発表があり、どちらも底打ちしているような形に見えます。それらが今後どうなるのかもインフレ関連には大きく影響するとみていますので注目しています。

そしてFOMCが近づいているので政策金利の引き上げについて。政策金利については最終局面なのは間違いない。あと一度利上げしようが二度利上げしようが、それらに大きな変化はないものと思います。

金利の引き上げの打ち止めは近い未来起こり、そしてそれからは市場で言われるhigher for longerになるのではないでしょうか。金利の引き上げは終わりだが、金利の引き下げをせずに徐々に落ちていくのを待つ段階になるのではないかと個人的には見ています。それがベターだとFRBは考えているのではないかとみています。

あとは米市場で注目されていたのはベージュブックでしょうか。先日のレポートに詳しくは記していますが、内容的には目新しい材料は特になかったように思います。市場ではハト的に捉えられたようですね。賃金についても積極的ではないことが記されており、鈍化傾向にあることが伺えます。

豪市場

今週は豪州中銀(RBA)の政策金利発表がありましたね。注目されていたRBAの政策金利については、金利を4.10%と3会合連続で据え置きを決定。予想通りの結果となり豪ドルは売りに傾きました。

内容的には「データ次第で追加緩和の余地あり」と含みを持たせているものの、直近ではインフレが減速していることから、このままディスインフレへの道を進んでいくことが予想されます。RBAの目標として2025年末までに2~3%に落ち着かせるという見立てをしています。

<日本市場>

財務省の神田財務官がドル円レートが急伸する中、「急激な為替変動が続いた場合には、あらゆる選択肢を排除しない」、「ファンダメンタルズ では説明できない」と口先介入ととれる旨の発言をしましたが、そこまで大きく下がらずその後しっかり反転。決定的な金利差がこれで埋まるはずもなく、ドル円は上昇。

ただ9/9の速報で、植田日銀総裁が 「持続的物価上昇に確信が持てれば、マイナス金利解除を含め色々な選択肢」 、「年末までに十分な情報やデータが揃う可能性はゼロではない」、 「物価目標の実現にはまだ距離、粘り強い金融緩和を続ける」と発言。

YCCの早期解除に向けて動き出しているということか?市場では注目が集まっています。週明けこれに反応するかはわかりませんが、これまでの口先介入よりも大きな言及だと思っているので注意したい。

<中国市場>

不動産大手「碧桂園」がドル建て社債2本の利払いを実施との報道され、一応デフォルト回避した形になったようです。ただ年内にはまだ約20億ドル(約2900億円)を超える社債利払いが控えていますし、デフォルト待ったなしの状況といえるでしょう。

米中関係の悪化として、中国は国内における政府や国有企業におけるiPhoneの使用を制限しました。米国に対して半導体制限への報復の開始かとも言われています。米中の対立がさらに強くなりそうです。

金利

<米金利>

米2年金利。何度も高値アタックをしており、高値に張り付いている状況です。政策金利がまだ上昇する見込みがあることからまだ上昇余地はあるとみています。

米10年金利。こちらも2年金利と同じく高値張り付き状態。30年も強い状況ですのでまだ下がる要因がないですね。

米30年金利。これから注目される金利と思います。少し落ち着きがありますが、それでも高値圏にいますね。まだ下げる要素がないのでこちらも高値圏での推移になりそう。

<日金利>

日10年金利。いつもの場所(0.655)から離れずに推移しています。一度0.68を付けて円安に振れた経緯があるので広い範囲でのYCCであるけども、0.68がとりあえずの目途になりそう。そこまでは上昇余地が常にあるようにイメージしており、介入するのなら幅を持たせて実弾介入するかなとも思っています。

ただ0.7ぐらいまではYCC変更当初より見ていたので、やはり上値余地は0.7ぐらいまで、と個人的にはみています。

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来週市場動向

現在テクニカルでもやりにくい相場が続きます。サイクルでチャートをみても、ドルストレート、クロス円ともに非常にカウントしづらく、やりにくい。極端な金融緩和や、金利の引き上げなどそういった要因から来たものがチャートに出ているのかどうかはわかりませんが、現在はとてもやりにくい相場なのは間違いないですね。

指標関連で重要視したいのは、13日の米CPI消費者物価指数(8月)と14日の米小売売上高(8月)です。指標結果が上振れの場合は金利高は一時的だと思いますが、指標結果が鈍化を示すものであれば大きく下落する可能性があります。市場はここに注目しているものと思います。ブラックアウト期間ということもあり、指標結果がそのまま大きく為替に影響しそう。

あとはECB政策金利発表があります。市場は据え置きで見ています。ECBメンバーも春先の頃の何が何でもタカ派な発言はなくなり、どちらかというとハト寄りになってきている印象です。ラガルド総裁の発言もあまり積極的ではなくなってきました。こちらも利上げしてもあと一度というのがコンセンサスになっている模様です。

ECBは先の理事会の議事要旨の中で、「インフレを抑えるには充分なほどに利上げをされている」というものがありました。ユーロ圏は現在インフレが沈下傾向にあり、利上げをしてまでさらに押さえつける必要はないのではないかというものですね。

米国もこのスタンスを取るのではないかと思っていますが、米国は経済が強すぎるため、まだ利上げをするという選択肢が外れないものと思います。

どちらにせよ今回の米FOMC(19-20)によって、利上げを続けてきた経済を少し落ち着かせることが出来れば成功でしょう。ドットチャートも示されますし、利上げがないにしろ、注目はFOMCに当然なってくるものと思います。その中でどのような内容になるのか。個人的にも注目していますね。

来週の注目は金利。レイバーデイ後の起債により上昇した金利がどうなるのか。来週前半は国債の入札があります。それらが終わるまでは金利高が続くと予想していますが、先程の内容と重なりますが、その後のCPIでどう出るのかに注目しています。

ファンダメンタルズのまとめはこんな感じで終わりたいと思います(*’ω’*)

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術

来週のサイクルから見た強弱予想(ドル、ユーロ、円)

先週に引き続きドルストレートは中々上がって来れない状況です。先週の予想通りドルが底堅く強いのが要因になっていると思います。ただ底打ちの感じも出しており、ここからどうなるのかに注目です。

サイクル的にもユーロドル、ポンドドルは揃っており、4HC本数もボトムの本数に近くなっていると言えるでしょう。最近は本数も少しバラつきがあり、「いつもの本数ではない」ことが多いことから、すでに起点を迎えた可能性もあります。

個人的にはもう少しと思っているので、週明け上に上がれなければ、米CPIぐらいなのかなと見ていますね。

先週に引き続きトレンドは変わらず。クロス円も弱い円に支えられているだけでどの通貨もレンジでした。

現在円に関して言えば円安基調は変わらないですが、口先介入がポツポツと見られます。でもまぁ介入を気にしてサイクルはカウントしないので無視していきますが、出た場合は少し傾きに変わるのでしっかり対応していきたい。

ユーロ円は4HC起点を迎えてそうなので円安に支えられて上昇していくのではと思っています。ただMCが後半、ボトムへ向かうのかどうかに注目しています。

総合して考えた結果、最終的にユーロ>ドル>円といった形になるのかなとみています。

ちなみに先週のドル>ユーロ=円はおおよそそんな動きでしたね。小さくドヤっておきたいと思います(笑)。

サイクル考察は以上です(*’ω’*)

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また次回もよろしくお願いします(*’ω’*)

では!(‘ω’)ノ

OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。