はい、どもOGです(‘ω’)ノ
今回は「2023.12.18週 FX為替相場展望。今週のファンダメンタルズの振り返りと来週からの考察」について書いていきたいと思います ٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!
このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。
”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”
これが負けない秘訣だと思っていますので流れに乗るためにどうするのか、これに絞って取り組んでいきたいと思います(‘ω’)ノ
まずは通貨強弱からみていきましょう。
サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo
今週も大きく相場を動かしたのは円でした。大きく売りから入り週中から買われた形に。
ドルはFOMCを境に大きく売られた形ですね。金利も4%を下回り完全にドル安トレンドに。
ユーロはECBは政策金利の発表でタカ派になりユーロ買いになった相場でした。
今週は大きく米金利が下げを見せました。割らないと思っていた4%をしっかり割った形に。現在は3.9%で耐えていますが、このドル売りをみると一段下も見えます。
11月に行われた前回のFOMC近辺から金利は下げ一辺倒。どこかで引っ掛かるかと思われていましたが結果的に下げ続けました。
経済指標が鈍化する中、ウォラー理事の発言も重なり市場は一気に「利下げ」へ舵を切ったわけですが、市場の織り込みが強くなり来年3月からの利下げを織り込むようになってきました。明らかに「やり過ぎ感」が出ていたのが先週までの考察で書いていた内容でした。僕個人的にも「織り込み過ぎ」と思っていたので金利の反発などがあるかと思っていましたが、今回のFOMCでのFRBパウエル議長の発言により、よりその流れを強くした形となりました。
先週の考察でも書いていますが、パウエル議長は「利上げの可能性」に言及すると思っていましたし、そうではなくても「調整のためのタカ派」のスタンスを取ると見ていました。ただ実際今回のFOMCでは完全なハト派へシフトしていた形となり、利上げの可能性もないと市場は受け取り、方向感を決定付けたとされ金利の低下を招いた形です。
<パウエル議長発言まとめ>
一部の市場関係者からは「金利低下の動きをあおることが必要だと議長がなぜ判断したのか全く分からない。金利の上昇に伴い、適切な金融引き締め環境をもたらす市場の役割についてこれまで認めていたことを踏まえればなおさらだ」という意見も出るほどだったので市場へのサプライズ感は大きく、為替の値動きをみても明らかでした。
ではどれぐらい下がるのか。金利の下値はどれぐらいを試すのか。今後の見通しについて考えを書いていきたいと思います。
米10年金利ですが、次の抵抗ラインが3.58%付近になっています。この辺りのゾーンを下値ラインとして目線を付けています。
米2年金利も見ておきたい。短期金利ももちろん長期金利と同じように下落し、現在4.45%付近。4.3%付近まで低下したことがわかります。現在10年金利とはおよそ50bpの差が出ているのですがこちらは範囲内。そう考えると2年金利の抵抗ライン4%を下値基準とするなら10年金利の下値も3.5%となり、範囲内での動きとなるので、一旦このラインを目途として動いていくかなと見ています。反対に上限は2年金利が4.8%が抵抗としてみているので10年金利は4.3%付近をラインとしてみています。
今後は市場の織り込みとFRBとの乖離をどのように埋めるのかに焦点が当たるとみています。市場は来年3月からの利下げスタートで年内5回の利下げを織り込んでいますが、現在の所FRBは来年の利下げは3回(ドットチャート中央値)の見通しです。これをどのように埋めていくのか。どちらに傾いて行くのかに注目が集まるものと思います。個人的にはこの織り込みすぎている内容に少し怖さを感じますがどうなっていくのか。
FOMCが終わり、パウエル議長の利下げ議論発言に連なって他メンバーも発言しています。ウィリアムNY連銀総裁は「利下げについて今議論しているわけではない」とし、さらに「金利について何が起こるか推測しているわけではない」と述べています。パウエル議長の発言からみると「どっち?」となる発言ですが市場はパウエル議長の発言をそのまま織り込んだままと思います。
ボスティック米アトランタ連銀総裁は 「来年は第3四半期から2回利下げする可能性が高い」としており、グールズビー米シカゴ連銀総裁 「3月会合での利下げの可能性は排除しない」 「来年の金利は今より下がるが、大幅ではないとの見通し」として利下げをするが市場の織り込みほどしないというスタンスを示し、こちらも織り込まれている利下げへのけん制というように見えました。
<日銀>
来週は日銀金融政策決定会合があります。マイナス金利解除に向けてなにかアクションがあるのかどうか。為替でみれば今回の米FOMCで米長期金利の下落を受けて金利差での円高を迎えた形です。日長期金利がそこまで上昇していないことをみるとしばらくは円高でのトレードとなるか。
ただ今回のFOMCを受けて日銀では現行の大規模金融緩和政策を維持する公算が大きくなり、来年中のマイナス金利政策の解除もどうなるのか注目が集まっています。現在の日銀の緩和政策において金利の修正を加えながら進めているわけですが、世界各国の長期金利低下によって日銀のそれ(緩和政策、買いオペ)を行わずとも金利の上昇の抑制に繋がり今後の政策において大きく修正出来るタイミングなのではとみています。
<欧州>
ECBもBOEも同じく政策金利の発表を行いどちらも「据え置き」で通過しました。市場へのサプライズとなったのは利下げを大きく織り込んでいるECBが「利下げの議論をしなかった」としたことです。インフレ率は低下をみせ、市場は来年4月からの利下げの織り込みをしています。その中ラガルドECB総裁は利下げについて「時期尚早」としました。米に続きこちらも市場との乖離をどのように埋めていくのかが今後の焦点になるかと思います。
米金利が上昇し過熱気味であった10月から考えられた「市場における高金利が、経済を自然に引き締めていく」というFRBの考えはもはや薄れてしまいました。5%に目が行ってしまった市場からすると現在の4%を割った形はhigherでもないのかもしれませんが、7月のFOMCの時と現在の金利は変わらない。4月銀行問題が起こった後の金利は3.5%を考えると実は「まだ高い状態」を維持していることにもなります。しっかりとソフトランディングしていると捉えられます。
上記の市場動向でも書きましたが、ここからは金利の下値を探る形になると思います。パウエル議長の発言通り捉えるなら利上げの可能性はなくなったと捉えることが出来ます。そうなるとやはりどこまで下がるのかに注目が集まるのは自然ですが、市場の織り込みとFRBの見通しがどのように変化していくのか。その経緯として30年、10年、2年とその関連性もしっかり見ておきたい所です。
ECBも利下げの議論をしなかったとしていますが、インフレ率の低下により利下げは視野に入っているはずです。米もユーロも英もあとはチキンレースの装いですが、市場は早くも織り込んでいる状況。どこまで織り込んだ形を作るのか、そして中銀はどのような決断(いつ利下げ)をするのかに市場の注目は集まっています。
日銀は植田総裁の「チャレンジング」発言を元の大きく動いた形ですが、今回の日銀政策決定会合ではどのようなステップを踏むのか。緩和政策の出口をどのように進めるのかを示唆することになりそう。今後をみれば各国の利下げに対し日はマイナス金利解除となり実質の利上げの形になる形になるか。そういう意味ではやはりそれまでは円高継続することになりそう。そうなるとやはりこれを機にマイナス金利解除に向けて何かしらステップを踏むかなという感じで見ています。
ドル安の目線でしたがこれほど一方的になるとは思っておらず、ドルはかなり売られそして円は買われました。円も一方的な形で進んでおり、対円通貨は大きく下落している形です。
先週の米長期金利予測では下値4.1%を予測していましたが大きく割り込み3.9%へ。ドル円も久しぶりに141円を割り込みました。
先週見ていた底値142(抵抗ライン141.5)を割ってきた形です。上記チャートのようにゾーンでみていますが現在そのライン上。米金利と同じ方向感で、反発あれど長期的には割り込む方向でみています。日金利もそこまで上昇しないとみていますが、金利差でのトレード(米10年金利)を意識していくことになりそう。
ただここまで下落していることから下値も限定的にはみています。金利は3.5%~4.3%、ドル円は138.5~144.5付近でみています。かなり下目線になっていますね。ドル安に加え円高が重なり大きく下落しており、特に円の動向が極端に動くことからドル円クロス円はどこまで押し込まれるかの目線になってきていると思います。
ただ円高も米金利の低下とマイナス金利解除へ向けた動きからに起因するものと考えられることから、その織り込みについても注意が必要かと思っています。マイナス金利解除といっても0.1%ですからね。それを織り込むというのが少し行き過ぎな感じがあります。どのように日銀が勧めていくのか(誘導していくのか)にも注目しています。
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では!(‘ω’)ノ
「インフレは緩和したものの、依然として高すぎる」
「政策は制限領域にうまく移行した」
「FOMCは雇用市場の緩和が継続すると予想」
「名目賃金の伸びは鈍化しているようだ」
「FOMCは適切であれば追加引き締めの用意」
「FOMCはさらなる利上げを望んでいない」
「きょうの会合で利下げのタイミングを協議した」
「FOMCは現状維持が長すぎる場合のリスクを認識」