はい、どもOGです(‘ω’)ノ
今回は「2023.11.6週 FX為替相場展望。ついにドル高の終焉?今週のファンダメンタルズの振り返りと来週の考察」について書いていきたいと思います ٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!
このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。
”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”
これが負けない秘訣だと思っていますので流れに乗るためにどうするのか、これに絞って取り組んでいきたいと思います(‘ω’)ノ
まずは通貨強弱からみていきましょう。
サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo
ドル売りのリスクオン。ゴールドも買われていなかったのでわかりやすいリスクオンだったように思います。
まずはFOMCを通過して金利の行方を見ていきたいと思います。FOMCは予想通り「据え置き」でそれ自体は大きな動きはなかったように思います。あとで書きますが、FOMCよりもその前に発表されたISM製造業景気指数による景気悪化を市場は意識したように思います。金利も下げ始め、ここからドル売りに市場は傾いたように思います。
CMEのFedWatch ツール – CME Group
FOMCも通過し、そして週末の雇用統計を終えて、市場は利上げサイクルの終了をほぼ織り込んでおり、 利下げは来年5月開始で12月までに100bpの利下げを予想されています。ただ9月のドットチャートでは来年50bpの利下げであったため、この市場は100bpを見込んでいるのはちょっと織り込みすぎ感ありますよね。
ハト派のボスティック米アトランタ連銀総裁もまた、「8−10カ月の金利維持を支持する可能性もある」としていることから来年後半までは利下げはないのかなという印象を受けます。
経済指標を見ていきましょう。
https://jp.investing.com/
注目されたISM製造業景気指数では予想より悪化の10月分は46.7%という結果でした。中身をみてもし新規受注、雇用、在庫など、大きく悪化していることがわかります。経済を見る指標として注目されていた指標ですが、経済鈍化をしっかりと表す結果となりました。
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製造業を受けて、ISM非製造業景気指数の結果も予想より悪化。これまでの数値よりも悪化していることから経済の減速は明らかに。意識される数値50は下回っていないものの、こちらも中身をみると前回よりも大幅にマイナス事項が多く散見されました。特に注目は雇用。製造業の在庫が減少していることとも関係がありそうですが、サービス業でも鈍化しているのがわかります。
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雇用は悪いのではないかという予想をしっかりと反映した結果だったように思います。ISM非製造業の前に発表された雇用統計ですが、こちらも大幅に前回を下回り、低かった予想よりもさらに下回った結果となり、完全にドル売りとなりました。順番が前後になりますが、先の金利の表の利下げ織り込みが強くなったものと思います。
失業率は3.9%となり、ずっと越えなかった節目の3.8%を超えてきました。そして平均時給も横ばい。伸びていない。この雇用統計の雇用の低下と失業率の上昇はストライキの影響もあるとされていますが、ISM製造業の新規受注の低下をみても経済がしっかり鈍化していることを表しているように思います。
いずれにせよ、これまで強い数字しか出てこなかった指標が弱まってきたというこの流れは、FEDの思惑通り、ディスインフレを緩やかに行うという目標を辿っているのではないでしょうか。
為替はこれらを受けて怒涛のドル売りに傾いて行きましたね。金利が5%を頭打ちに(天井)して下げていったことも要因の一つかと思います。拍車が掛かったと言いますか。
米長期金利は5%が硬くそれ以上は上昇出来ない日が続き、上値を切り下げて今週大きく下げました。市場にはこの5%のこのラインは今後もかなり意識されそうですね。
金利は下げて4.5%を一時割りましたが、ただ反発もしていることから来週以降、金利がどのように推移するのかも注目したい所です。今までが強く上昇していただけで4.5%も十分高値圏。ここからまた4%を切るような動きになるかというとそれは「早すぎる」印象です。
今週のデータだけで全てが決まったわけではないですから、今後の動向はしっかりみていきたい。個人的には4.5%は反発ラインとしては良い場所に思いますけども。
なので来週はこの「過熱感」がどうなるのか見ていきたい。怒涛のドル売りが続くのかどうか。今までのドル高の反動でというには少し早いと思いますが。
今週は各国の政策金利発表があり大方出揃いました。先に米国の政策金利については書きましたが、米、日、英と発表されました。
<日銀>
まずは日銀の政策金利について書いていきたい。
日銀は政策金利を今までと同じく「維持」した形をとり、金融政策についてはまだまだ緩和姿勢を崩さない構えを示しました。ただYCCに関しては7月に修正した内容の「10年金利上限として1.0%まで」というものをさらに修正してきた形です。今回の内容は「1.0%を上限とし、1.0%を超える部分は状況により上昇を抑える」に変更しました。より市場へ動向をゆだねる形を取ったわけです。日銀植田総裁は「継続的に1.0%を超えることは想定していない」としていましたが、金利は一時0.9%まで上昇しておりYCCを柔軟に対応する形を取られているように感じました。
確かに各国金利が上昇している中、自然に上昇する部分も抑圧してきたわけですから、市場へある程度ゆだねる幅を持たせたのではないでしょうか。もちろん政策自体は緩和、マイナス金利の方向性で進めているわけですから、上限は決めたという感じに受け取りました。
実際に日本の金利は上昇しているのにも関わらず、円高方向へ動いていません。これはおそらく自然に金利が上昇している部分があるからではないかと推測します。他が上昇しているのに、特に米国、英国、欧州と主要国が全て上昇している中で、日本「だけ」上昇しないのは不自然だからです。
そして今回日銀は指値オペの実行の幅を広げました。1.0%を超えても幅を持たせて考えるということです。1.25%や1.5%でももしかすると実行しない可能性があることになります。緩和を続ける中で1.5%ではさすがにないと思いますが、今回の変更点はそのような意味合いだと思います。
上昇をある程度許容する今回の幅を持たせる政策は、円高への余地も持たせることになります。為替は円高方向へ注意が必要になります。現在米国の長期金利低下を受けてドル円は149円台へ。幅を持たせたことにより下げやすくなったことは確かだと思います。意識されている152円への配慮(対策)も感じました。
日銀は来年、再来年までインフレ2%を超えないという見通しを持っており、超えるまでは金融緩和政策を続けるとしています。緩和政策の議題は来春以降ということで、来春以降に大幅なデータの改善があるのかどうか。
日銀の注目ポイントは賃金上昇、そしてインフレ2%以上です。円安をけん制しながらも日銀の最大の目標はそれらとなるわけで、それらが達成しなければ緩和政策は継続となるものと思われます。
<英国(BOE)>
次に英国の政策金利について書いていきたい。
今回もBOEは市場の予想通り、利上げを据え置きとしました。FRBと同じくこちらも2会合連続して 据え置きを決めました。
ベイリー総裁は「利上げによりインフレが鈍化しているが、 更なる利上げが必要か見極める」「利下げについて議論するのはあまりにも時期尚早」としてFRBと同じような見解を示しました。
ただ米国と違うのはインフレ率の低下が芳しくないことです。目標としているインフレ率には遠い現状です。物価上昇もその要因の一つとされており、インフレが再上昇する可能性は否定できない状況です。経済の圧迫を恐れて金利の引き上げに消極的な部分もあることから悩ましい所ですが、インフレが収まらないのであれば利上げ再開となる可能性もあるのではないでしょうか。
政策金利も通過して来週は指標は大きなものは少なめですが、米国債の四半期定例入札も予定されており金利動向は注意したい。現状は長期金利の低下によるドル売りですが、どこで下げ止まるのか。先にも書きましたが、ある程度の所で反発するのではないかとみています。
来週の動向としましては、FOMC通過ということでFRBメンバーたちの発言等が予定されています。FOMCの内容自体は予想通りであり、FOMC前にメンバーが発言していた内容に沿っていたように思います。そこからまだ日が浅い中どのような発言になるのか注目したいですね。先月のように、金利においてハトなコメントが出てくるのであればさらにドル売りという流れとなり大きく傾く可能性がありますがどうなるでしょうか。
ドル円は米金利低下に伴って下降。一時149.2付近まで下がりました。ただ基本的に円売りが支えになっており、ドル売りの形になってもドル売り円売りの形になっていますのでISM、雇用統計のダブルパンチでのドル売りにしては市場のインパクトは弱かったように思います。
上記で色々書いてきましたが、ドル円に関して言えば円がYCCの修正をしていますが、基本的に緩和方向にある円が支えになっていくと思うので下げ止まりを待って拾っていきたい。本格的なドルの転換になるまでは円安を受けて下がりにくい展開ではないかとみています。
もちろん一時的に下降することは頭にいれていますが、それでもここから一気に130円台というような流れには見えないので押し目探しになるように思います。
サイクル考察はこちら OG@ドル円は友達|note に書いています。よかったらどうぞ。
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また次回もよろしくお願いします(*’ω’*)
では!(‘ω’)ノ