2023.11.20週FX為替相場展望。今週のファンダメンタルズの振り返りと来週からの考察。金利とドル円の行方は?

はい、どもOGです(‘ω’)ノ

今回は「2023.11.20週 FX為替相場展望。今週のファンダメンタルズの振り返りと来週からの考察」について書いていきたいと思います ٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

これが負けない秘訣だと思っていますので流れに乗るためにどうするのか、これに絞って取り組んでいきたいと思います(‘ω’)ノ

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今週の振り返りと後追いファンダによる来週展望

通貨強弱

まずは通貨強弱からみていきましょう。

サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo

指標を皮切りにドルが大きく売られた週になりました。円も売られているためドル円はトレンドを作るまでには至りませんでしたね。週末の円買いをうけて上値が重い展開になっていはいましたが。

反対にドル売りの流れからそれまであまり強くなれなかった他通貨が買われました。欧州もそれほどポジティブなニュースはなかったものの買われた週になりましたね。金利の引き上げを決定した豪ドルも徐々に買われ始めてます。

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市場レポート

米市場動向

今週注目されていたCPI消費者物価指数を通過し、金利は大きく低下を見せました。前回よりも低い予想だったにも関わらずそれよりも下振れデータであったことがインパクトを与えたように思います。CPIの中身を見れば、あんなに苦しんでいたエネルギー高も下げをみせており(前月比-2.5%)、インフレへの影響が強いエネルギーに関してもしっかり鈍化していっているのがわかります。

同じく今週注目されていた、PPI卸売物価指数も悪化、失業保険関連の指標も下振れ、小売り売上高は予想ほど悪化していないという状況でしたが指標自体は数値は強くなく、インフレ鈍化をはっきりと示した結果となりました。

ただ金利に関して言えば、下げ要因のデータが沢山出るも、結果は米長期金利に関して言えば4.5%付近で底堅さをみせているのも事実。やはり以前から書いている通りに、金利はそれほど下げ幅がないのかどうか。

実際、現在の状況は、FRBメンバーたちが10月に一気に舵を切ったように発言していた、「長期金利の上昇があれば金利の引き上げを必要としない」といったものとまた違ってきているようにもみえます。今週の発言をみると、「インフレ鈍化への道は長い」旨の発言が多かったように思います。金利が4.5%を下回っていることを受けてのことかとも考えられます。そうなるとやはり、金利が4%を下回るような状況にはなりにくいのが現状ではないかと推測しています。先週、FRBメンバーたちのコメントがどう変わっていくのかに注目したいと書いていましたが、やはり少しスタンスを変えてきた(言い方を変えてきた)ように思いますね。

市場は今週の指標結果を受けて、すでに来年の利下げの織り込みが始まっています。金利もそれに反応はしていますが、個人的にはまだ早いように思っています。もちろんこれからの指標を受けてどのようにも変わる相場環境ではありますが、今の段階で利下げの時期を織り込むのは早いのではという考えです。

まだFEDはQTを終えていない。継続中です。まだ金融引き締めを終えていないということは、金利の利下げへの転換に言及するにはまだ早いと言えると思います。先ほどのCPIの中身もそうですが、住居やサービス関連でまだ高い数値が出ており、インフレ再燃の可能性がある限りまだ金利引き締めへの動きを止めることはないのではないかという見方です。

ただ今後のFRBメンバーや企業の要人の発言などには注意はしておきたい。市場は来年2024年6月からの利下げの織り込みを始めています。そして現在の所、来年度年内に2回の利下げを織り込んでいます。要人の発言などでそれらが前倒しになる、または回数が増える可能性も否定できない。実際の実行は別として、織り込むことでドル売りの流れに拍車が掛かることが予想されます。極端な値動きに翻弄されないようにはしたいため、今後の各要人の発言には注意したいというわけです。現に今週はウォルマートのCEOがデフレについて言及しており、それらも市場には影響を与えたように思います。

来週の注目は金利の動向。これまでもそうでしたが、この所の金利低下がどの程度で本当に止まるのか。レンジをどこで作るのかをしっかり確認したい。短期金利と長期金利の逆イールドもしっかり作っている中どの程度の差(幅)があるのかにも注目したいですね。

現在10年金利は4.4%程度、2年金利は4.9%程度。市場は利下げムードが流れていますが、FRBはまだ金利の利上げの線を無くしていない中、短期金利がそこまで変動するようには(下げるようには)今の所思いません。そうなると長期金利は、先週つけた4.3%を目途に~4.8%程度のレンジを作るのではないかとみています。

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為替動向(ドル円)

今週はドル売りによりドル円は下落。先週は上昇していた値幅をほぼ全戻しした形となり、円は売られていますが、ドル安の流れになっています。

ただ円安は既定路線。ファンダメンタルズ的にも円安の流れが変わることは今の所ありません。そういう意味ではドル円は売られる流れになるも市場は「落ちたら買う」心理が働いているようにも思います。日米の金利差はまだまだ大きく、いきなりドル安円高になるようには見ていません。

行ったり来たりをしているドル円ですが、今後も新しい材料が出るまでは続くように思います。先週のブログでは152へのタッチを見ていましたが、実際は高値圏で抑えられ152は届きませんでした。レンジの幅をどの程度で観るかにもよりますがドル安円安の流れで値幅も限定的なのが現状。この流れはどの程度続くのか。

来週は先程米金利の話をしましたが、米長期金利の動向には注目です。ドル円下値は147付近、上値は152でのレンジを見ながらの動向になると想定しています。

来週のサイクル考察

サイクル考察はこちら OG@ドル円は友達|note に書いています。よかったらどうぞ。

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OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。