2023.11.13週 FX為替相場展望。やはり米金利動向次第か。今週のファンダメンタルズの振り返りと来週の考察

はい、どもOGです(‘ω’)ノ

今回は「2023.11.13週 FX為替相場展望。やはり米金利動向次第か。今週のファンダメンタルズの振り返りと来週の考察」について書いていきたいと思います ٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!

このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。

”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”

これが負けない秘訣だと思っていますので流れに乗るためにどうするのか、これに絞って取り組んでいきたいと思います(‘ω’)ノ

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今週の振り返りと後追いファンダによる来週展望

通貨強弱

まずは通貨強弱からみていきましょう。

サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo

今週は先週と代わってドル買いになりましたね。金利の反発が現れていると思います。豪ドルも売られていてリスクオフかと言われると違いましたね。円も買われていませんでしたし、ゴールドも買われていませんでした。安全資産への流れはなかったように思います。

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市場レポート

市場動向

米国の経済の底堅さはとても強い印象なのは変わらない。欧州をみても分かる通り、他国はインフレと景気の悪化のダブルパンチをどうにかしようとしている中、米国は景気の底堅さを維持しており、データがそれを示しています。

先週注目していた金利の動向は、長期金利が4.5%を下回った所で反発した形になりました。推測になりますが、この流れとパウエルFRB議長の発言などをみるに、金利をこの幅でコントロールしたいのかなと感じました。長期金利を5%を目途に4.5~5%程度でみているのではないでしょうか。

今後注目しているのは、この金利の推移によってFRBのコメントなどが変わっていくのかどうか。今の所、FF金利の据え置きを示していますが、下がればまた金利の引き上げで引き締め、上がればハト派の姿勢で崩していくような流れになるのではないかと推測しているというわけです。

とは言え、現在の米国経済は強いデータを背に金利上昇も強い形で見えています。9月のFOMCの据え置きからも金利は上昇していますからね。おそらく2024年度の見通しで利下げの回数が減ったからではとされていますが、大きく金利上昇を促したように思います(もちろん指標も強かったというのもありますが)。

CMEのFedWatch ツール – CME Group

直近のデータは少しそれらが下向きになっており、金利も一服した形になっているものと思います。インフレ再燃の懸念である経済の底堅さに陰りが見え、それがインフレ低下への安堵の材料にもなっているのではないでしょうか。

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逆に短期金利である2年金利についてはほぼほぼ動かない時間(レンジ)が続いています。流動性の高い短期金利ですが、やはりFF金利の据え置きが決まってからは、それまで強気だった短期金利も高値圏を超えてこない。

以前からブログで書いている通り金利の引き上げなどによる上昇がない限り、ここからの大きな上昇はないように思います。ここから順調にいけば、長期金利~短期金利が順イールドになっていく流れになるのではないでしょうか。来週、インフレ関連ではかなり注目されている米CPIの発表がありますが、仮に大きなプラス指標であっても(予想は鈍化)、短期金利が驚くほどの上昇を見せることはないとみています。つまりFF金利の上昇がない今、米金利におけるショックなようなものはないのではないかとみているわけです。それほど米金利は安定してきているようにも思います。

実際ミシガン大期待インフレ率に関して言えば、1年期待インフレ4.4%、5-10年期待インフレ3.2%と大きく上昇していますが、金利はほとんど動かず。もちろんその前に発表された11月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下回ったこともありますが、5-10年期待インフレに関しては直近で最も高い数値となっています。それでも上昇しないことをみると、上昇にはそれなりの理由がないと上がらなくなってきているのではないかと推測しています。

来週(明日からの市場)は、先に書いたCPI消費者物価指数も重要ですが、小売売上高にも注目が集まるかと思います。米国経済を支えている個人消費の動向に注意したい。学生ローン返済再開後の指標になっており、どのような状況になっているのかをしっかり確認したいですね。

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この指標をみて分かるように、エネルギーを除いた小売りに関しては大きな上昇をしているわけですが、学生ローンの重しがどのぐらいあるのかがこの小売りで分かるのではないかと思っています。

ところで格付け会社ムーディーズは、米財政赤字の高止まりや債務支払い能力の低下を要因として、米国債の格付け見通しを「ステーブル」から「ネガティブ」に引き下げたようです。これを市場がどのように消化(反応)するのかはわかりませんが(ドル売り要因?)、金利の動向はみておきたい。ここで動かないのであれば余計に金利の安定化が進むものとみています。それらを見ながら現状の4.5~5.0%を基準にして為替は触っていきたい。

色々資料をみて思惑などを思い描いてみても、現状は米金利が低下し、日銀がYCCへさらなる修正を行う動きをみせても、為替は円安で動いています。もちろんドルの受け皿になってしまう現状があると思いますし、ドル安への動きは鈍い形になっていると思います。これが現状ドル円が下がらない要因の一つとも思っています。為替で言えばドル円だけでなく、クロス円も大きく上昇していて売りを入れづらいですよね。

為替の動きは複雑でどうなるかは蓋を開けてみないとわからないことが多いですが、方向的にはまだまだ円安の動きになるようにも思います。情勢の動きをみるとドル円は152を試しやすい地合い。介入も「まだ」なようにも思います。やはり米金利がしっかり下がっていく方向になるのを待つことになるのか。

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為替動向(ドル円)

先週のドル円は米金利低下に伴って下降していきましたが、今週に入りその動きも一服。金利の下げ止まりと一緒に反発をせずとも円安を受けて上昇。直近高値付近まで上昇し底堅さをみせています。先週のファンダ要因からの考察通り、結局押し目を拾う展開になりました。

円安が続く限り、ドル円の下降が見えないのが現状です。ドル売り展開においてもそこまで下がらないのをみると、やはり高値アタックは避けられない形か。もちろん高値圏のため、一時的な下落はあり得ます。その下落幅も大きいものになる可能性もありますが(円の動き次第)、基本的に落ちたら買っとけの形になっているのが今のドル円。ファンダ要因でみるとどちらにせよ高値の152はタッチしに来るのではないでしょうか。

先程も書きましたが、今週は介入がしにくい状況のように思います。その状況でどれだけ152の売り圧があるのか。テクニカル的にもまだトレンド中です。下に傾くまでは中々目線を変えられない状況かと思います。

来週のサイクル考察

サイクル考察はこちら OG@ドル円は友達|note に書いています。よかったらどうぞ。

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では!(‘ω’)ノ

OG@ドル円は友達

複数事業の経営者で兼業トレーダーです。 ”OGの相関性サイクル理論”をもとに”トレード”という本質を考えて出した答えがこれ。「全てのチャートは全てのチャートのオシレーター」。