はい、どもOGです(‘ω’)ノ
今回は「【2023.10.30週のFX為替展望】ファンダメンタルズ・金利・テクニカルからみた市場の振り返りと今後の考察」について書いていきたいと思います ٩(.^ⅴ^.)و Let’s go!
このブログでは「FXを投資に20年先も生き残る」をテーマに相場環境認識を中心にFXにおける気付きを記事にまとめています。
”相場に深入りせず、流れを掴んで乗って行く”
これが負けない秘訣だと思っていますので流れに乗るためにどうするのか、これに絞って取り組んでいきたいと思います(‘ω’)ノ
まずは通貨強弱からみていきましょう。
サイトはFX-Laboさんの→ Fx-labo
<市場動向>
今週の市場の動きとしては、投資家ビル・アックマンが、自身の率いるヘッジファンドにおいて米債券のショートポジションを解消したとXで公表し長期金利が下げを見せる所から週が始まりました。長期金利が5%を超える中で国債の売り持ちするのはリスクが高すぎると指摘していました。
日・英・米のPMIが発表され、日本は横ばいから少し弱含み、ユーロは弱さが目立ち、英は耐えたという印象。
注目の米PMIは予想を上回るものとなり、2022年12月につけた46.2を底値とし上昇を続けている結果となっています。今回50.0を付けており(サービス業PMIは50.9)、このポイント(50を景気の目安にされているため)を維持していけるのかどうかが今後注目されるところです。
続いてインフレ指標である米PCEデフレーターも発表されました。市場予想通りでサプライズは無かった形に。伸び率がなくなっていることから、市場は今後のインフレ減速を見込んでいるようです。
<日銀政策会合>
来週の動きについて、まずは31日に行われる日銀政策決定会合について書いていきたいと思います。
現在の日本10年金利は0.9%手前まで上昇中です。0.655を上抜けてからは上昇の一途をたどっている状況ですね。やはり米国の金利に引っ張られてる部分も多いのでしょうか。いずれにしても1.0へあまり余地がない状況です。今後どのように動くのかに市場は注目しています。
10/31に行われる金融政策決定会合では、注目は先の金融緩和について変更、修正があるのかどうになるものと思います。個人的には賃金が目標に届いていない現在、マイナス金利解除はまだこの状況でされることはないのではとみていますが、7月のYCCの修正などのように変更点があるのかどうかに注目が集まると思われます。
YCCについても基本的路線は現状維持で進むと思っていますが、先に書いたように金利は1.0%手前。ここから1.0%に届けば指値オペで円安に振れる。それを考えると修正案が出て、例えば1.25%だとか1.5%までの上限の余白を作るということは大いにありそうとは思います。
フォワードガイダンス(展望レポート)の修正などもあるのかどうか。来年の物価見通しがどうなるのか。2%を超えてくるような目線でいるのなら、それ以降も変わってくるためYCCの政策等を左右する根拠となるためしっかり確認しておきたい。今後の見通しに修正があれば為替は結構動くものと思われます。
<米FOMC>
FOMCについて書いていきたい。
今回のFOMC(11/1-2)についてはFF金利における利上げはないだろうというのがコンセンサス。さらに現在の所次のFOMC(12月)も利上げはしない予想が強い。つまり市場は米国の金利の引き上げは終わったと見ているということになります。
個人的にも米国の金利引き上げは終わったのではないかと見ています。10月に入り、FED高官たちが次々にハト派なコメントを連ねており、パウエルFRB議長もそれに続きました。「現在の金利の上昇は利上げに相当する」旨の発言は市場へ利上げがないのではと思わせるには充分なものだったように思います。
ずっと金融引き締めの方へ舵を取っていたメンバーたちが、急に舵を切ってきたことにはとてもインパクトがあり注目に値するものでした。もちろんまだ方向転換するのかどうかはわかりませんが、長い長い最終カーブの終わりが来そうだと期待させる内容だと感じました。
その中、今回のFOMCではどのような文言が並ぶのか。さらにハト派に寄る内容であれば金利は下がるでしょうから、為替にも大きく影響しそうです。
ただ今回は声明文及び記者会見や質疑応答のみで構成されるものですので、大きな動きはないものと思います。前回のパウエル議長の発言を自身で繰り返すのではないでしょうか。為替(ドル円)は行って来いしていたように、慎重に進めるフェーズになっているためバランスを取ることに注意しながらの発言になると思います。前回同様、過度に引き締めるリスクと過度に引き締めないリスクの二つに触れるものと思われます。
今回のFOMCで方向感がでることはないとされていますが、為替を大きく見るとドル円は転換するのかどうかの所だと見ているので、今回のFOMCと先の日銀政策決定会合にはかなり注目しています。
<EU圏内>
今回のECB理事会は政策金利の据え置きを11会合ぶりに決定。インフレへの見解として、「高い状態が長く続くだろう」として、前回と同じ文言が使われていました。インフレ指標などをみると景気後退へのリスクが高まる中、未だ高いインフレよりも景気を優先させたように思います。最近のメンバーやラガルド総裁からの発言をみてもかなりハト派に傾いた印象を受けます。
先日発表のあったドイツPMIをみても数値は持ち直してきており、ここから徐々に経済が上向きになるのかどうか。利上げに対しラガルド総裁は含みを持たせた形を取りましたが、現状みると利下げはせずともここで打ち止めにするのではないでしょうか。
ECBもFRBと同じようなスタンスで動きそう。高金利のままインフレを抑制し、経済を持ち直す見通しではないでしょうか。米国は経済が強いのでECBが同じようにいくかはわかりませんが。ただ現在の所、インフレも鈍化しこの金利を維持することで「higher for longer」をキープしていくつもりに思います。
来週はGDP速報値が発表されます。マイナス圏内に戻るのかどうか。確認しておきたいですね。
<米雇用統計>
前回の雇用統計(非農業部門雇用者数)は強い結果となりドル買いを誘いました。ただ賃金の鈍化も見られていましたし、パートタイマーの雇用者が多かったこともあり、数字ほど強いドル買いにはななりませんでしたね。
雇用統計前にはADP雇用、JOLTS求人などもあります。数字は雇用統計の参考にはあまりなりませんが、賃金などはしっかり確認しておきたい所。労働参加率など増加しているものの、求人件数、賃金は少し鈍化がみられることから雇用統計を占うものとしてしっかり見ておきたい。
来週は上記のビッグイベントの他にも多くの指標が発表されます。米国もEUも英国も利上げの最終カーブなのは間違いない状況です。もしかするともう利上げはないのかもしれません。そうなると相場の転換期にもなる可能性もあります。
為替のトレンドは一つの国で決まるわけではなく、ペアによって起こります。指標(ファンダメンタルズ要因)によって小さい波から大きな波への転換が起こるかもしれないので、振り落とされないように注意したいですね。
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では!(‘ω’)ノ